夜明け前。 -410ページ目

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鼻先にくすぐったい柔らかな毛髪を感じ、眼が覚めた。

眼が合っておはよう、と、猫に言う朝。

眼が覚めた瞬間、挨拶出きる相手がいるって良いものだ。







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エレベーターの中で、キスをした。

電車の中で隠れてキスを、した。

新宿の街中で、歩きながらキスをした。

信号待ちの間に、キスをした。

桜を見ながら、キスをした。

シャワーを浴びながら、キスをした。

眠ってる君に、そっと起きないようにキスをした。


どれだけのキスを、覚えてますか。







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眼が大きくて肌が白い女の人が好きだった。

笑顔がかわいい子が好きだった。

華奢な肩で、細い腕のスポーツが上手な女の子が好きだった。

強気で、生意気な女の子が好きだった。

優しくて、甘い香りのする女の子が好きだった。

『夏』しか季節がないような、肌の黒いファンキーな女の子が好きだった。

ボインで、セクシーな唇を持っている子が好きだった。

甘え上手で、一人では生きていけないような、そんな女の子が好きだった。

何事もてきぱきしていて、自分で決断できる女性が好きだった。


今は、どんな子が好きなんだろう。