夜明け前。 -406ページ目
恋に効く薬があるんだったら、
どんな金額を出してでも、購入するのに。
いつだって、さよならの時間がやってくる。
またね。
そう言って僕たちは別々の道を歩き出す。
背筋をピンと張って颯爽と歩く君と
そんな背中を見送る僕。
『また会いましょう。』
君の言葉が頭の中でエンドレスリピート。
そして次に会うときは、僕はどんな顔を君に見せ
そして君はどんな顔を僕に見せてくれるんだろう。
雨の日曜日。
シャガールを一緒に見よう。
青山に、行こう。
美味しい珈琲を飲みながら、少しだけ話をしよう。
手、繋ごう。

