01307
ミルクティでも、飲もうかなって、今夜想うんだ。
珈琲が好きで、好きで仕方がない僕がどうしてミルクティなんて、って笑うかもしれないけれど、そんな気分なんだから、仕方ない。タイミング良く牛乳も冷蔵庫に半分あるし、少し甘めにしてさ、雨の音でも聴きながら、ぼんやりしようかなって想うんだ。台風の影響で今夜から明日にかけて雨だって今朝の天気予報で言ってたのが本当だったみたいだ。雨、ちゃーんと降りだした。雨が降る前に帰宅したくて、傘のない僕は急いで帰ってきたんだ。タイミング良く家に着いた頃に、雨が降りだしたっけ。それだけで、僕はつまらない月曜日が、素敵な月曜日に変わったんだ。静かに、雨の音を聴きながら僕は今、ここに居ます。5月もあと二週間きってしまったようだよ。もうすぐ紫陽花の咲き乱れる季節になる。そして雨の音を嫌って程聴ける季節だ。かたつむりに、恋をして、僕もかたつむりになろうって、毎年想う。そんな季節がもうすぐやって来るよ。君の元にも、僕の元にも。
甘い、甘いミルクティを飲もうかなって、想ってるんだ。
雨の音と、好きな音楽。ゆるい時間を、過ごそうかなって想って鞄の中に入ってた読みかけの本を出したんだ。ふと、君の事を想い出した。そう、ミルクティが好きな君の事を。君は僕を想い出す事なんかあるのだろうか。他愛のない話をした。沢山、沢山した。言い合いも、すれ違いもあった。時々、君を愛しく感じた。あの時間が、好きだった。いや、過去形じゃない。好きだ。君は、今頃何をやってるんだろうか。毎日、毎日、どんな景色を見て、どんな空を見て、どんな人達に囲まれているんだろうか。また、教えて欲しいなって想う。また、聴きたいなって、想う。君の話を。
君の好きな、ミルクティを飲もうって想うんだ。君の事を想いだして、少しだけにやけようって、想うんだ。
