01271 |   夜明け前。

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静かで、アタタカイ雨の水曜日。


僕はぼんやりしたり、テレビなんか見てたり、昨日から仕込んでたおでんの調整なんかしてたんだ。煙草も、もうすぐなくなりそうで、ほうれん草の胡麻和えを作ろうかなって想っているんだけど、それに三つ葉なんか入れようかなって考えてみたりしてるんだ。アタタカイ雨の水曜日。君から mail が来た時は、僕は夢の中に居たっけ。夢の中で、僕は君に逢ってたような気がするよ。誕生日のトモダチに mail をした。今年もどうぞ、よろしく。と。夕方のニュースを聴きながら、こうしてパソコンに向かってるアタタカイ雨の水曜日。今夜は静かに、祝い酒でも飲もうかなって想っているんだ。君の誕生日だものね。おでんと、ほうれん草の胡麻和えと、大根おろしにナメタケなんかぶっかけて。簡単な料理を食べながら、ぼんやり雨の音を聴きながら君の事を想うよ。そして誕生日のトモダチの事を想うよ。そして、これからの僕の事を、想うよ。


アタタカイ雨の水曜日なのだから、今日は少しだけ、アルコールを飲もうって、想うんだ。


そうだな、ズブロッカでも良いかもしれない。雨の匂いにピッタリだ。氷を買いに行かなくちゃ。雨の中、傘をさして、氷を買いに行かなくちゃ。ズブロッカを飲む為の、氷を買いに。100円のビニール傘でもさして、コンビニに、行こう。コンビニに行く途中にある花屋なんか眺めたり、寂れたパチンコ屋の騒音を聴いたり、仕事帰りのサラリーマンやOLなんか見ちゃったり、八百屋のおっさんの呼び込みの声に微笑んだり、焼きたてのパンの匂いを嗅いだり、しよう。風の音や、雨の匂いや、桜の蕾の声なんか、聴こう。


アタタカイ雨の水曜日は、もう数時間で、終わろうとしてるから、少しだけ外に出てみようって想うんだ。


明日の予定は、何もない僕だけど、少しだけ、外に出て、感じようかなって想うんだ。季節や、人の動きや、流れなんかを。静かに、静かに、感じたいなって想うんだ。イロイロな流れってやつを。季節や音や、匂いなんかを。ゆっくり、ゆっくり、さ。