01124 |   夜明け前。

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キャンドルの、灯りをさ、何か話すたびに一緒に、点けていかない?











すっかり暗くなったから、灯りでも、灯そうか。君の心にも、僕の心にも、明るくて暖かい、灯りを。

今夜は、静かに、君と一緒に過ごす予定。でもさ、ほら、予定なんか、あってないようなものだから、どんな風に過ごすかなんて、一緒に居てみないとわからないよね。もしかしたら、大騒ぎしちゃうかもしれないし、さ。君がどんな風に過ごしたいって、今の僕にはわからないし、きっと僕がどんな風に過ごしたいかってのも、君には到底知った事じゃないのだから。忘年会、どうしようか。なんて友人からの連絡が入ったっけ、つい1時間ほど前に。ああ、どうしようかね。なんて相槌を打ったけれど、本当にどうしようか、なんて僕はごめん、考えていなかったよ。だって今夜は愛しい人と過ごすんだし、忘年会なんか、まだまだ先なんだ。そんな先の事なんか考えていられないんだ。なんては、言えなかったけれど、友人は、また連絡するよ。と、言ってたな。去年の忘年会は恵比寿だったっけ。ビールを、飲んだ、沢山飲んで、僕は恵比寿駅のホームで歌を歌ったっけ。アカペラで、歌ったら一緒にいた友人も、一緒に歌い出しちゃってさ、知らないお姉さんや、酔っ払ってるサラリーマンとかも一緒になって、歌ったんだっけ。あれ、何の曲だったかな。あれ、何の曲だったっけ。思い出すには、時間がかかりそうだから、友人から電話がかかってきたら、聞いておこう。とりとめなく、何の繋がりもない話を、こうやって淡々と話しているんだけど、ねぇ、僕の話、つまらなくないかい。たまにね、もう、わけのわからない頭に浮かんだ事を、話したくなったんだ。まだまだ続きそうなんだけど、イッタン、珈琲でも、入れてくるよ。





君も良かったら、何か、暖かいモノ、持っておいでよ。一緒に、キャンドルに灯りを灯しながらさ、

とりとめない話をしよう。Never Ending Story を、一緒に。僕らの、Never Ending Story を、さ。