01070 |   夜明け前。

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アタタカイココロを、空腹な僕は朝から貪ったんだ。

昨夜貰った、柿フタツ。猫の分よ、と、貰ったけれど、実際のトコロ猫は、柿は食べないみたいで

代わりに僕が頂いたんだ、猫の分までね。そして、今夜の冷蔵庫には、葡萄が1房残ってる。

スチューベンは昨夜食べたけれどもう1種類の葡萄の名前がわからない。

皮が薄くて、食べる時に、種もあって少しだけ食べにくいあの葡萄。紫と、緑が混じってるような、

そんな色の葡萄なんだ。昨夜も葡萄を頬張ったっけ。

今夜も、葡萄を頬張ろうか。そういや、林檎酒があったっけ。葡萄と、林檎酒。

僕は、いつの頃か、林檎が食べられなくなってしまったんだ。

だから、それからの僕は、林檎酒を嗜むようになったっけ。



甘い、甘い果実の匂いが、部屋中に染み渡れば良い。甘い果実の匂いに包まれたい。

そんな日曜日の夜を猫と共に、過ごそうと想うんだ。君や、あの子や、あのヒトを、想い出しながら。