0832 |   夜明け前。

0832








群れ





繋がらない電話。


携帯電話なんか、相手次第で不便なものになる。

朝1で君に連絡をしてみたけれど、全く繋がる気配がないまま、

電子音の冷たい女性のアナウンス。


『留守番電話にお繋ぎします。』


心臓の鼓動が高鳴り、胸が締め付けられる。

きっと今日1日、君には繋がらないような気がして堪らない。

僕は今日は、どう過ごしたら良いんだろう。

とてつもない不安に襲われて、とてつもない孤独を感じてしまう。

ようやく君の声が聴けると想ってた、

可能性として低いけれど、もしかしたら君に会えるかもしれないと想っていた。

そんな自分が、ちっぽけに感じ、この気持ちが本当に僕の中で大きなものになっている事に気がついた。




雨の音が、余計に僕の気持ちを騒がせる。