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僕たちのレールは、もうすぐ別々のレールになってしまうんだよ。
君を見送って、そう思ったんだ。
電車が見えなくなっても、僕はその場から進めずにホームに佇んでいた。
佇むと言うより、動けなかったんだ。
いつか来るその日が、もしかしたら今なのかもしれないなんて思ったんだ。
そんなわけは、ないのだけれど。でも、そうする事だって出来る。
全ては、僕次第。いくらでも、変えられる。
君は、いつまでも僕を求めるから、僕もそれに応えているけれど、
本当はいつまでも続けられるわけがないんだって事。
どうせその日が来るんだったら、それまで沢山時間を共有し、想い出を作ろうと思ってた。
だけど、
もしかしたら沢山の時間を共有し、沢山の想い出を作ったら余計に
辛くなってしまうんじゃないか、と。
ここのところ、物凄くその事ばかりを考えてしまう。
そして、僕は君に電話をした。
