3枚の写真が物語る遺産

4年間で培われた自信とエネルギー

 

照れながらのスタッフのポーズがほほえましい

 

 「安芸高田市『神楽ドーム』」はワンダーランドだった」というタイトルでこのブログにも登場してい広島県安芸高田市・石丸市長ウォッチャーの友人が矢継ぎ早にLINEで連絡を送ってきてくれた。

 

 石丸市長、という肩書は実はいまとなっては過去のものとなってしまった。この記事を書いている6月9日をもって市長は退任。かねてから出馬を表明している東京都知事選に立ち向かっていくことになる。

 

 彼が出馬を表明して以降、ネット上では毀誉褒貶相半ばする石丸評が後を絶たない。小池都知事と蓮舫参院議員の一騎打ちムードを前面に出し、いつの間にか石丸氏はその他大勢の位置づけになってしまったような記事もあれば、ネット上での彼の求心力は侮れず、蓮舫氏はかなり票を食われるのではないか、という見方をする向きもある。

 

スタッフの心には自信が残った

 

 かくいう自分においては、友人からの情報やネットなどで見聞きする内容を自分なりにかみ砕いて理解しようとしているが、えらそうなことを言えるレベルの知識も見識もない。

 

 市長退任式が行われた6日、彼を支えた市役所スタッフとの記念写真がXに投稿され、友人がそれを送ってきてくれた。ひとりの門外漢に過ぎないはずなのに、その3枚の写真を見た途端、あまりの素敵さに正直心がとろけそうになった。

 

 何より響いたのは、主役である石丸氏よりも、むしろ周りを固めた市役所スタッフの表情にあふれている自信と、石丸氏なき後の安芸高田市をなんとか前に進めたいというエネルギーだ。それが写真から溢れている。

 

石丸氏は新たな挑戦に一歩を踏み出す

 

 写真で石丸氏の向かって右側に立つ教育長は、退任式でのはなむけの挨拶で「30年も早く生まれた私は、悔しいかな石丸市長から学ぶことばかりでした」と涙で声を詰まらせた。

 

 市長時代の石丸氏が議会で大暴れする様子をYouTubeで熱心に視聴してきた友人によると、議会での市役所スタッフの議員に対する答弁の内容が、飛躍的にレベルアップするのを痛感したという。

 

 議員に対して是は是、非は非、背筋を伸ばし、言うべきことを堂々と発言するようになっていく姿は、頼もしくさえあったのだそうだ。

 

主が代わる安芸高田市のこれからは?

 

 石丸氏は写真にこんなメッセージを添えていた。

「ちょっと前に幹部職員と記念写真を撮りました。願い通りの写真となって感無量です。またどこかで一緒に仕事をしたい、そう思える頼もしいメンバーでした」

その言葉に嘘はないと思う。

 

 さあ東京のみなさん、どう評価し、判断しますか?