再訪直前の都知事選出馬表明

神楽とグルメで空白満たす?

 

5月10日の市長選不出馬表明会見

 

 4月末に初めて広島県安芸高田市を訪ねることになった経緯は、このブログでも紹介済み。ゴルフ場への送り迎えをしてくれた広島の友人が安芸高田市の石丸伸二市長の熱心なウォッチャーで、「いま日本で一番面白いところへ行こう」と車を向け、石丸市長肝いりの新グルメ「あきたかた焼き」を食べに行ったのだった。

 

 そのときは時間もなかったので、安芸高田市を味わったのはそれだけのこと。そのとき、友人は「本当に味わってほしい名物は、神楽なんだ」といい、次に広島を訪ねたときは神楽鑑賞に連れて行ってもらう、という約束を交わして別れた。

 

 その約束を実現できる機会が5月下旬に訪れることになり、友人との神楽鑑賞の打ち合わせも完了したところなのだが、その安芸高田市がいま、大変なことになっている。

 

 発端は5月10日、石丸市長が7月の同市市長選に立候補しないと表明したことだ。そのとき、石丸市長は政治家は続けること、今後行われるすべての選挙が自らの立候補の対象になることも併せて明らかにした。

 

 そこで取り沙汰されたのは、広島県知事選(来年秋)への立候補、いやまさか、もしかして東京都知事選!?と憶測が飛び交った。ただ東京都知事選となると6月20日告示、7月7日投開票との日程がすでに決まっており、ゼロからスタートするには残された時間の少なさ、現役の安芸高田市長であることを考えると選挙活動への取り組みのむずかしさがあり、実現性は薄いとの見方が専らだった。

 

5月16日には東京のセミナーで都知事選出馬を表明

 

 ところが、石丸市長は5月16日には東京のセミナーで東京都知事選への立候補を表明し、その後共同通信の取材にも応えてその意向を語った。さらに17日には地元広島での記者会見も開くなど矢継ぎ早に情報を発信し続けており、いまや時の人となった感がある。

 

 一方で東京都知事選を争うことになる諸陣営からは早速ネガティブキャンペーンのような発信が始まっており、逆に彼らにとっての石丸市長の存在の不気味さを物語る。

5月17日には広島で正式に都知事選への決意語る

 

 それはそれとして、わが身に関わるのは5月下旬の友人との安芸高田市訪問、神楽見物の方だ。こちらのテンションを気遣ってか、早速友人からは連絡があり「思わぬことになったけど、(安芸高田に)行く気は変わらない?」と尋ねられた。

 

 こちらとしてはそもそもの広島行きの用事はあるわけで、安芸高田行きはあくまでついでのつもり。「全然問題ないよ」と即答した。神楽見物は大いに興味があるし、毛利元就の墓所ものぞいてみたい。さらには先日「あきたかた焼き」を賞味したレストラン「花亭」のもうひとつの名物、ちゃんぽんもおいしそうだったし。