平松伸二さんの投稿を機に

東西の同窓生がコンビニへ

 

平松さんの同窓会グループLINE投稿で一気に

 

 このブログの「ドーベルマン刑事の休息」で紹介した岡山県立高梁高校同窓生の漫画家、平松伸二さんから昭和49年卒同窓生のグループLINEにお知らせが届いた。このグループLINEは同窓生280人ほどのうち、日常的に情報交換をするために現時点で59人が参加している。

 

 メッセージの内容は、現在平松さんがコミック誌「コミック乱」(リイド社)に連載中の時代劇版仕置き漫画「大江戸ブラック・エンジェルズ」が4月26日からコンビニ本になって発売されるので、興味のある人はどうぞ、というもの。

 

 コンビニ本という発行の形態を初めて知った。普通の単行本の2冊分を収録してあるからお得ですよ、というPRも添えられていた。

 

 このメッセージをきっかけに、ふだんそれほどやりとりが交わされることはないグループLINEが一気に沸騰した。

 

 「早速、コンビニに走ったけど見当たらないよ」というメッセージが即座に数件。北から南から寄せられた。私自身もすぐに自宅(神戸市)近くのコンビニをのぞきに行ったが置いていなかった。

 

 翌日になってようやく「ありました」の第一報が、コンビニの書籍コーナーの写真とともに寄せられた。千葉県東金市からだった。

 

 同じ千葉県の市原市に住む同窓生からは「なんで東金にあって市原にないの?」と八つ当たりのメッセージも。

 

 そこへ思わぬ形の第2号が現れた。「アマゾンで買えました!」。なるほどその手があったか。これをきっかけにコンビニ巡りの熱は一段落した。

 

 そんな中にありながら、コンビニ探索にこだわっていた。神戸市内で行動範囲を拡大し、友人に会いに出かけた広島市内を巡り…いったい何軒回っただろうか。それでも巡り合えない。

 

   

岡山駅のローソンでようやく発見

 

 広島から神戸に帰る途中、所用があって故郷の岡山で途中下車した。最初に目についたのが岡山駅西口にあるローソン。ダメ元で飛び込んでみると…。あった、ありました。「ゴルゴ13」などの人気コミックに混じって、「大江戸ブラック・エンジェルズ」と書かれた背表紙が。すぐにスマホを取り出して写真に撮り、「さすが地元」とひとりつぶやきながら本を抜き取ってレジに持って行った。

 

 もちろんすぐにグループLINEには「岡山で発見」の一報を発信した。

 

 分厚いペーパーバックを開くと、高校生の頃から見慣れた平松伸二さんタッチの劇画が展開されていてなんとも懐かしい。

 

 思ってもみなかったプチ・フィーバーに恐縮しきりなのが平松さん本人で、何度も何度も感謝のメッセージを発信している。「持つべきものは…」の実感を込めて。