家の前に宝石の山があれば

救われる人々がいます


命が助かります


折り紙国の人々は担当した地へ

折鶴を投げました


金 赤 青の 色とりどりの折鶴は

磁石に 吸い込まれように

目的地に舞い降り

宝石に変わりました


余り 静かに落ちたので

眠っていた人々は気がつきません


翌朝 家の前にキラキラと光る

宝石の山があったのを見つけ

女はあっけにとられました


おそるおそる近づいて

宝石を両手にすくって ダイヤモンドだ 金だよ

と すっとんきょうに騒ぎました


異様な騒ぎ声に 出てきた家族も

やはり 同じように

ダイヤモンドだ 金だと

大喜びで

肩をぶつけあい 踊り出しました


そのあと、一生懸命 かごに

拾い集めて、 久しぶりの笑い声が

辺り一面に 響きました


笑い声は上へ 上へとかけあがり

折り紙国にも届いたのです


こっちも 嬉しくて 嬉しくて

拍手が鳴りや見ません


それから 記念日を祝う催しが始まりました


音楽が鳴り 歌を歌って

ダンスを踊り 仲良く 楽しく

過ごしたのです


みんなは幸せに満たされました


一年間の思い出は無駄ではなかったと

おもいました


暖かな国の物語でした