東日本大震災から数日後、
気仙沼市全体が絶望感に包まれていた頃、
市内『すこやか』に設置された緊急医療本部に
被災地在住の薬剤師として参加させてもらい、
DMATと呼ばれる救急医療チームや医療救護班の方々と共に
避難所を巡回しておりました。
小学校の同級生で南郷地区出身の医師が連れてきてくれた
聖マリアンナ医大の医療チームの第1隊は
「屋根さえあればイイ」と言って
ライフラインの無い、
ヘドロと瓦礫だらけだった我が家を拠点に活動していました。
帰還する際には一宿一飯のお礼にと
自宅と薬局周辺のヘドロと瓦礫の撤去作業をしてくれました。
彼ら聖マリチームはこの後6月末まで継続的に気仙沼市に医療チームを
派遣してくれたのです。
これが後に、大島での医療支援活動、災害医療に一石を投じた
前代未聞の『超ピンポイント長期継続災害医療』へと繋がっていったのです。
そんなこんなで、色々と勉強させてもらいながら動き回り、
市内・志津川の薬局の開局支援や避難所回りをしていたある日、
ふと、あ…ウチの薬局だけ開局してないっ!ことに気付き
いつの間にか取り残された感と、街が復興してきた喜びを感じながら
本格的に準備を始め、震災から約半年の充電期間(?)を経て
いよいよ本日、再開する運びとなりました!
新生・南郷調剤薬局!
ゴルフは薬局を再開させてから、と決めていたので
少し落ち着いたらゴルフもやるぞ!
最後になりますが、
今日の開局にあたり御協力いただいた方々、
ご心配いただいた方々、
開局を待っていただいていた方々、
本当にありがとうございました
…あ、保健所に何も言ってねーや