ここからは千秋楽後の付け足しです。
まずは「102号室の住人たち」に出演された皆様、関係者の方々に心からの拍手を贈りたいです。ブログなので拍手は心で贈ります。皆様のお陰で、僕は観劇の素晴らしさを知りました。知らずに人生を終えなくてよかった。ありがとうございました、お疲れ様でした。
2回目で席も後方だったため舞台全体を俯瞰することが出来ました。1回目は最前列だったのですが、個人的には逆がよかったな。次への反省点として覚えておきたいです。
全体的な感想は初日の通りです。変わったことがあるとしたら、つったんと周りのベテラン勢の差がちょこちょこ見えた会でした。
個人的につったんの演技で1番印象深いのは「声を荒げるみどり」です。これに関しては、初日の方が優れていたと思います。
とはいえ、シチュエーションの差もあるでしょう。初日の僕はどこで怒るかなんて知らないし、最前列だったし、あんなに怒号をあげるつったん自体知らなかったので凄くビックリしました。
今日のつったんの怒号もそれは見事なものでした。泣く子も黙る、津崎の怒号。今日は観客に子供の姿も見えましたが、僕が平成初期ライダーの仮面ライダークウガをみて「オダギリジョーはクウガの人」というイメージを未だにひきづっているようにあの坊やはつったんのことを「すげー声で怒るねーちゃん」として記憶したと思います。
けどそれでいいんですよね、他人に役としての印象を残せるって素人じゃ無理ですから。
劇中のみどりにとってあの劇の中で起こったことは全て人生初めての1日、現実です。ぬいぐるみが人化して動き出したり、元彼の幽霊と詐欺師を通して話したり。
つったんの初日の必死さや全力さは、役のみどりの焦燥感やイライラと良い具合にシンクロしていたのだと思います。アリンコを殺すのにダイナマイトを使うような、誰がみてもオーバーキルと感じるような迫力が今日は控えめだったように感じました。しかし他のシーンでは逆に表現が滑らかになっていたような印象を受けたので、これはこれで彼女が調節出来るようになったという成長なのだと思います。
あとはストーリーに関して。2回目を観て、小説が映画化された時のような前後の繋がり不足のようなモヤモヤを感じていました。
ズブの素人が偉そうな事を言うようで気が引けますが、個人の感想として書きます。
師匠と感想戦をした結果わかったそのモヤモヤの正体、ソウイチとみどりの関係性の不明瞭さです。
セキヒコが部屋に来たことがない、と言う点はまだ脳内で補完できました。例えそこまで思い入れが深くない彼氏でも予期せぬ永遠の別れは辛く、死者との思い出は時間の経過と共に美化されていきます。そうやって美化され記憶だけの存在となったセキヒコにはソウイチも中々勝てないものです。
しかし、セキヒコが死んでから1年でソウイチがみどりにプロポーズするってどういうことだろう。あれだけセキヒコの事を気にしていたみどり、まだ1年しか経っていない!と言っていたみどり。ソウイチと付き合ったの、最近じゃないのか?ソウイチはセキヒコの事も知らなかったみたいだし、プロポーズに至るにはお互いの事を知らなすぎると思います。同僚であるモモコが飲み会の後に自宅に送ってから「上手くいってる?」って聞いてましたが、毎日顔を合わせてる人がわざわざあのタイミングで聞くのはある意味改まっているような、様子見で聞いたような印象を強めます。ソウイチにプロポーズをされるではなく、ソウイチに交際を申し込まれるの方がストーリーの大筋的にはしっくりくるのではないかと思いました。
今回の舞台で僕はつったんの秘めたる才能を確かに目撃しました。きっと、自分に対する合格点を高く持つつったんだからこそあそこまでヒロインを演じられたのだと思います。デザフェスの製作、準備、ライブ、いつから走り続けてたんだろう。2日目には靴擦れを起こしていました。遅れて稽古に合流してからはモチベーション管理と台本との格闘の日々だったと思います。辛かっただろうな、本当に風邪の一つもひかずによく頑張ったなぁ。
等身大でいつも僕たちに接してくれるつったんだからこそ、皆自分の事のように心を砕き、そして惹かれているのだと思います。アイドルとしての魅力は勿論、女優としての魅力、それらを超える人間としての魅力が溢れている人だなぁと改めて感じました。
あなたを応援していてよかったな、と、今日僕は心から思いました。別に無償で何かを施していたわけではないので尊大な言い方になってしまいますが、つったんを応援してきて良かったな、と誇らしい気持ちでいっぱいです。まだ半年だけど。
つったんはアイドルなので友達とは宣言できませんが、これからもアイドルとしては勿論、1人の人間「津崎真希」を応援しています。
少しのつもりが長々書いてしまった。まぁたまにはべた褒めしたっていいよね、だって本当に凄かったんです。