⚠️注意。このストーリーには皆さんが嫌いな黒くて素早い虫が登場します。苦手な方はお控え下さい⚠️

 

 

 

 これは私とGのほんとうにあった熾烈な戦闘記録である。

 

 とある日の夜。帰宅すると玄関に3cm程度のヤツがいた。そう、ヤツとはゴキブリ。通称「G」である。Gは「おかえり」と言わんばかりにクロビカリさせながら私に背中を向けて佇んでいる。私は「は?」と思わず口にした。手には荷物を持っており玄関の扉は重い。さらに家の中は真っ暗で玄関外からの薄暗い光のみである。

 私は足が使えるため地面に「ドンッ」と振動を響かせるもGはびくとも反応しない。私は勇気を振り絞ってGのいる玄関に入り、靴を脱ぎ家に上がった。そして奇跡的に靴箱上に置いていたミニホウキを手にし、私はそのままGを玄関外へ「おらっ」と声をあげながらホウキを振った。Gは低空を舞い玄関外へホームランの様に飛んでいった。この時はトドメをささず逃がす形になった。

 

 一安心し、再び家に上がりリビングに移動する。すると何やら気配を感じる。そう、つい先ほどまで感じていた気配に似ているのだ。辺りを見渡すと48インチのテレビ横からひょっこりと上半身を見せびらかすかのようにGが潜んでいたのだ。私は「嘘だろ...」と思わず声が漏れた。私はそいつの姿を確認するためにゆっくりとテレビの方に歩み寄った。するとGは私を嘲笑うかのようにテレビ裏中央付近まで逃げて行く。それを追うように私はテレビ裏を怯えながら確認する。するとそこには先ほどホームランを打ったGよりさらに大きい4cm程度のGがいたのだ。

 

to be continued