バタフライ・エフェクト | ナイト・オン・ザ・プラネット

バタフライ・エフェクト

バタフライ・エフェクト 少年時代、ことある毎に短時間記憶を失う症状におそわれる主人公エヴァン。そのことを母親は心配して医師に相談する。それは精神病院に入院している父親の体質に関係していた。やがて青年になった彼はある日、たまたま読んだ昔の日記をきっかけにその体質-過去を変える能力に気づく。その後、幼なじみの女性・ケイリーと再会するのだが、彼女は暗い人生を送っていた。そして・・・

物語や設定は暗いトーンでサスペンス色の濃いバック・トゥ・ザ・フューチャーといった感じ。ただバック・トゥ~が明るいSFアクションコメディであるのに対して、こちらは恋愛サスペンスといったところ。
タイムマシン物にありがちな、主人公だけが全てをおぼえているというお約束な設定には、もともとが超能力だからという説明で全てかたづく。要は何でもありなのね。
それでも、徐々に明らかになる暗くてエグい少年時代の出来事や、ケイリーを救うために過去を書き換えてはどこかで失敗し、また書き換えるという繰り返しの中で、彼女を想うあまりの葛藤や、さらには他の友人、母親への影響も加わる悪循環からくるもどかしさなど、物語に引きつけられる。
タイトルのバタフライ・エフェクト:「ある場所で蝶が羽ばたくと、地球の反対では竜巻が起こる」という意味どおり、ちょっとした書き換えが一大事になるのだ。


主演はアシュトン・カッチャー。結構カッコいいのだな。しかし、デミ・ムーアと結婚ですか!はて、、、。

タイムトラベルものもパターン出尽くしたかなと思っていたけど、こういうアレンジだと楽しめる。アリですね。
せつないがこれはこれで、ハッピーエンド?とも言えるのかな。最後に主人公はせつない気持ちと一緒に少し大人に成長するのだった。
ちなみにエンディングは2種類あるらしく、DVDで見られるらしい。要チェックか。


05.08.29 映画館

オリジナルサイト
http://www.butterflyeffect.jp/