久しぶりに堅い記事を。
取り敢えず、無事に解放されたことを喜ぶべきでしょう。
やはり、テロ組織がネットに映像を流した頃から、裏で政府機関が動いていたんでしょうね。
その結果、無事解放されたということなんでしょうね。
で、今回の解放についても、身代金の支払いが行われたから、釈放が叶ったという可能性が極めて高いようですが、そうなると、気になるのが、誰が身代金を払ったか、という事です。
拘束者の身内の中なり保険なりで身代金が用意されたのならば、特に問題無いと思います。個人の事ですから、詮索する必要は無いでしょう。
しかし、もし今回の身代金が外交機密費等の機密費から支払われているとしたら、その是非についてはどうしても議論されなければならなくなるでしょう。
邦人の身の安全を守るというのは国に求められることでしょう。しかし、渡航禁止の警告を無視してまで危険地域に行った邦人を税金を使ってまで保護する必要がどこまであるのか?というのはやはり議論されることになるでしょう。
自己責任であるという一言で、危険な事を行い、その尻拭いを社会全体で行うというのは果たしてどうでしょう?
ジャーナリズムという一言で、ともすればやっていることが正しいということになりがちですが、果たしてどこまでがジャーナリズムと言えるでしょう?
危険を冒してまで、紛争地域にどこでも行って取材する必要があるのでしょうか?一体何を届けたいというのでしょう?海外配信の記事を元にしては報道できないのでしょうか?
紛争地域に行かなければ、本当に真実は分からないのでしょうか?
私には、戦場報道に関わるジャーナリストを称する方々の大半は、どうしても山師にしか見えません。
自身の名を売るために、リスクを承知でリターンを得ようとしているような気がどうしてもしてしまいます。
そういう行為は、例えて言うならば、装備も計画も経験も不十分なパーティーが冬山登山を行って遭難するという迷惑行為と変わらないでしょう。
冬山での遭難の場合、捜索費用は請求されるケースがあります。
今回のような救出劇の場合、政府機関が動いて邦人を救出し、その邦人が警告を無視して危険地域に入っていたことが原因であるならば、救出にかかった費用は救出された人及びその関係者に請求されるべきではないかと思います。
それこそが、よく言われる自己責任の一つの完結の仕方ではないかと私は考えます。