続きものです。
昨日お話した、自殺願望について今日は書きたいと思います。
抗うつ薬は、種類によっては、自殺願望が高まるものもあるようですね。私の服用していた薬の中にもそういう種類のものがありました。
そして、服用以前に自殺願望を強く持ったり、自殺未遂をした経験がある場合には、その傾向が高まるようですね。
こういった説明は、服用前に主治医から全くありませんでした。ネットで情報を検索してみても、精神科医、心療内科医の方が書いている情報では、そういった重篤で危険な副作用について触れているところは余りありませんね。
パキシルについては、「軽症のうつ病に対する抗うつ薬の効果には疑問が呈されており、安易な薬物療法は避けるよう推奨されている」そうです。これは、2012年に日本うつ病学会で示された内容だそうです。
しかし、今も結構安易に処方されているのではないでしょうか?私がうつ病になってパキシルを処方されたのは、2012年。今にして思えば、どうだったの?と思わずにいられません。
閑話休題
私自身がどうだったか?私自身、過去に自殺しようと思い、一歩手前までいったことが一度ありました。
20代後半の時です。お金にルーズで、散財し、借金がかなりできて、困ったことになった時がありました。
その時、「もう、死んでしまおう」と思って、バスローブのひもで首を吊ろうとしたことがあります。
その時も、怖くて途中で止めたので、死ぬことはありませんでした。
又、10代の頃は、生きていることにあんまり希望を抱けず、若くして、30代位で死にたい、と思っていた時期がありました。
今にして思えば、そういった下地があったから、抗うつ薬の急激な断薬によって、自殺願望が引き起こされたのかな?とも思ってしまいます。
世の中の心療内科、精神科医の方に考えていただきたいこと。お願いしたいこと。
それは、こういった危険な副作用、重い離脱症状について、服用前に、患者に対してしっかりと理解できるように説明してほしいということです。
医療知識の無い私の全くの私見ですが、重度のうつ病で無い場合、うつ病については、抗うつ薬は服用しない方がいいように思います。
不眠については、ある程度睡眠薬を服用するのは仕方ないと思います。
しかし、神経と脳に直接作用する薬はあまり服用せず、生活内容を見直したほうが、時間はかかっても結果的に楽に治療できるのでは、とも思います。
うつになった原因は、結局それまでの生活内容、人間関係、仕事、等が大きい場合が多いと思います。そういった根本原因を解決しない限り、抗うつ薬は単なる対処療法であって、中々治らないし、一時的に治っても又再発するのではないかと思っています。
次回はそのことについて書きたいと思います。
最後に、今日Twitterでも紹介したこの記事を紹介して終わります。
TBS「安住紳一郎アナ」がラジオ生放送中に嗚咽 故・川田亜子アナへの心情を吐露
今、自殺を考えている方へ。
自殺する権利というものはあるのかもしれません。
ただ、あなたが死んでしまうことによって、家族、友人、恋人、知人等、残された人の心に大きな傷を残してしまう可能性は大です。
もし、あなたが大事に思う人を傷つけたくないなら、もう一度、考え直してください。そして、別の選択肢をもう一度考えてみてください。
自殺も選択肢のひとつなら、それ以外の選択肢も必ずあるはずです。
私も、今は死ななくて良かったと思っています。なので、よく考えてみてください。