財務省次官のセクハラ発言の相手がテレビ朝日の記者であることがわかり、更に波紋が広がっていますが、それについて思うところを・・・

 

 

テレビ朝日の会見前までは、あの音声の相手が本当に記者であるかどうかが焦点でしたが、会見後は、記者倫理の是非が論議される事態となっています。

 

次官はセクハラ発言を否定していますが、あの録音がセクハラでは無いという明確な証拠が出ない限り、誰も否定を信用しないでしょう。

 

さて、問題は記者倫理が議論されていることです。

 

俗に言うオフレコという奴ですね。

 

どうも、この件、議論のすり替えとしか思えません。

 

果たして、今回の件、確かに記者の行動について、全面的に賛同できる褒められた行動とは言い切れないかもしれません。ですが、だからと言って、セクハラ発言が帳消しになるでしょうか?

 

泥棒が盗んだお金を泥棒されたからと言って、そのお金を返せと言っているようにしか聞こえません。

 

オフレコだからと言って、何を言っても許されるのでしょうか?常識を逸脱した発言を浴びせられて、黙っていなければならないのでしょうか?それが記者倫理なのでしょうか?

 

記者倫理以前に人間としての倫理が尊重されるべきではないでしょうか?それに対する告発であれば、ある程度は容認されるべきではないかと私は考えます。

 

 

この騒動。記者が女性を武器にして情報を聞き出そうとした、という意見もありますが、もしそうならば、余計に次官の行動・発言は問題となるでしょう。

 

男なら口が堅いが、女性ならば大事な情報をベラベラしゃべるのであれば、簡単に美人局にひっかかりますよね?そんな軽率な高級官僚、仕事上でも大いに問題でしょう。

 

 

今回の騒動、舛添、ホリエモンと言った過去やらかした、いわゆるオワコンな方々は、記者の行動を非難していますが、その感覚も大いに疑問であり、発言にも疑問を生じます。

 

今、先進国はハラスメント・人権について数十年前と比べ、意識は大いに変わっています。

男女同権についても大いに意識は変わっています。

 

そういった流れに全く乗れていない発言にしか思えません。

 

 

結局、高級官僚の世界が圧倒的に男性社会であることに、問題の根っこがあるのかもしれませんね。

 

優秀な女性がどんどん登用され、男女比率が変かすれば、状況は変わるのかもしれませんね?

 

官僚の世界以外もそうかもしれませんね。男女比率が均等になれば、意外とこういった問題はやがて解消していくのかもしれませんね?時間はかかるかもしれませんが・・・