先ほどの記事の続きになります。

 

選挙権年齢が18歳に引き下げられて、はや数年。

その流れに引きずられるように、民法を改正して、成人年齢が18歳に引き下げられる流れになっています。

 

私はこの動きに対して、凄く疑問に思っています。

 

一体、誰が望んでいるのでしょうね?引き下げて、誰にメリットがあるのでしょうか?

 

大人ってどういうものでしょう?色んなイメージ、定義があると思いますが、私の思う大人は、

 

「行動の自由を得られるが、それらについては全て自己責任となる」

 

というものです。

 

 

何となく、大人を長くやっている人ならば、理解していただける定義ではないでしょうか?

 

 

子ども時代と比べ、自由度はかなり広がります。しかし、やったことについて、社会的に問われる責任の度合いは格段に上がります。

 

 

それらの行動の自由度の中で、一番大きな点としては、「経済活動の自由度」だと思います。

 

先ほどの記事でも少し触れましたが、未成年と違い、成人には契約の自由が与えられます。未成年の時には親の承諾が無ければ、自由に契約が結べません。

例えば、リサイクルショップに行って、自分の物を売る時に親の承諾が要ります。承諾の無い契約は基本的に無効です。

 

ところが、18歳が成人となれば、18歳から自由に契約が結べるようになります。

 

先ほどの記事でも述べたように、購入契約において、違法な契約が横行する可能性があります。

 

18歳の多くは高校生です。つまり、収入がほとんどありません。そういった人に対し、契約の自由を与えるのはどうなのでしょうか?

 

20歳ならどうでしょう?大学生も多くいるでしょうが、働いている人も多くいます。逆に契約の自由が無ければ不自由でしょう。

 

 

成人年齢を18歳に引き下げるというのならば、そういったこともしっかりと教育していく場を設けなければならないと思います。

 

私がもし悪い大人ならば、何も知らない高校生をカモにするでしょう。それが手っ取り早いからです。

 

だからこそ、大人になるリスクをしっかりと教える場が必要だと思います。

 

頭の固い考えですかね・・・?