選挙が終わり、自公で三分の二を確保したということで、「憲法改正」の話題がこれからしばらく続くと考えます。
さて、「憲法改正」には色々な意見があると思います。
・変える必要がない。
・自衛隊を明記すべき。
・環境権や知る権利を明記すべき
等々
個々のことを言うとなかなかまとまらない話となるでしょう。また、この話は多分にドグマ的議論に終始し、具体的な話から外れ、ややもすると学術的な論争になりがちです。
なので、私なりの、「変えるなら、ここだけは変えてほしい一点」
「憲法改正発議は国会議員の過半数の賛成で発議される」
何故か?
三分の二というのはそうそう取れる議席数ではありません。だからこそ、戦後70年以上憲法は変わらなかったとも言えるでしょう。
ここでどのように変わるにしろ、それが結果として良ければ気にすることはありませんが、もし、悪かった場合、修正する必要があります。
しかし、三分の二の賛成は容易ではありません。悪いまま続く可能性があります。
なので、改正ハードルを低くするほうがいいと考えます。
「硬性憲法」ではなく、例えばアメリカのように修正が容易な憲法にしたほうがいいと思うのです。
これは、国民の憲法に対する考え方が変わらなければ、賛意を得られないでしょう。
憲法も法律のひとつに過ぎません。理論でも定理でもないのです。絶対的なものでもなければ、全てが正しいものでもありません。
だからこそ、法律の不備を常に改正するように、憲法も不備を常に改正するようにすればよいと考えます。