この前ミサイル発射の時にこのブログで書いた予想より、早く実験しましたね。

 

まあ、いずれやるとは思っていたので、驚きはしませんでしたが、一番早いタイミングでの実験でしたね。

 

アメリカが思ったほど対話路線にならなかったのと、韓国が動揺しているのがこのタイミングになった一番の原因なんでしょうか。もちろん、石油禁輸の話題が大きくなっているのも、大きな動機でしょう。

 

韓国は合同演習へのアメリカ戦略爆撃機(B-1)の参加を拒否していたようですね。だいぶナーバスになっているようですね。今回の実験で、更に動揺して、弱腰になってくれればしめたものでしょう。

北朝鮮が今切り崩せる一番の相手ですから。

 

中国の反応は相変わらずですね。言うことを聞かない北朝鮮に怒ってはいるものの、打開策が無いので、静観。石油禁輸は中国はしないでしょう。(国際圧力の手前、輸出量を減らすことはあっても、全面禁輸はないでしょう。暴走を加速させるだけです。)

 

ロシアは前回よりも強い非難ですね。警告を発しましたね。

ミサイルの時はむしろ擁護する側だったので、釘を刺したというところでしょうか。やりすぎるな、ということでしょう。

ただ、ロシアも口で言うほど、北朝鮮に対して怒っているわけではない、と思っています。

アメリカが北朝鮮とアフガニスタンにかかりきりになってくれることを望んでいますから。そうすれば、ロシアはウクライナ、シリアと自分が一番勢力圏を確保したい、黒海・カスピ海・中東地域で動きやすくなりますから。

 

しかし、中国もロシアも北朝鮮が核を持つことは決して歓迎していません。なので、やりすぎるな、と警告を発するのです。

 

アメリカは今すぐ北朝鮮を攻撃できません。イージス艦が足りなくて、防衛力と攻撃力に不安があるので。仮に攻撃するとしたら10月半ば以降でないと、態勢が整わないでしょう。

他から艦船をまわす余裕もないですし、そこまでの緊急事態でもないでしょう。

イージス艦が戻ってきて、空母が東シナ海にくると警戒しないといけないと思います。もし、少し前のように、二隻体制になったとしたら、今回は要注意でしょう。

 

今回の実験は水爆実験で、ICBMに搭載可能と、北は言っていますが、果たしてどうなんでしょうか?

 

詳しくは分析結果が発表されなければわかりません。ただ、爆発の規模が格段に大きいようなので、水爆実験の可能性が高いでしょう。

ただ、ICBMに搭載可能かどうかについては疑問が残ります。大きな水爆は作ることが簡単でも、ICBMに搭載可能な小型戦略核兵器、小型爆撃機に搭載可能な戦術核兵器を作るのは簡単ではありません。まだ、無理ではないか、と思っています。

今まで言われている開発レベルが数か月で格段に進歩するとは考えにくいです。

アメリカに圧力をかけるために、大型の水爆で実験を行ったのではないかと考えます。

 

まあ、これから一週間、各国がどう動くかを見ましょう。

 

ただ、明日からしばらくは、株価は株安傾向に推移するんでしょうかね?こっちのほうが予測困難です。