ちょっと物騒な話題を、、、

北の核、ミサイル開発に対抗して日本も核武装すべきという意見がありますが、、、

個人的意見としては、核ほど管理が難しくて危険な武器はないから持たない方が良い、というスタンスです。

核爆弾に限らず、原子力発電も含め、核分裂は制御できない技術だからです。かろうじてコントロールしている技術だからです。
原発事故でその事は明らかでしょう。
ハンドブレーキしかない自動車で高速道路を走っているようなものです。

核爆弾を持てば、整備不良による暴発、誤発射のリスク対策が必要です。自国内基地で核爆弾が暴発なんて洒落になりません。

しかしながら、核カードを持つというのは仮想敵に対する強力な抑止力になります。外交上有利になります。

ハイリスク、ハイリターンな兵器です。

本来なら、極東を非核地帯にできれば理想的ですが、現状では理想にすぎないでしょう。

だからといって作る必要があるか?

先日、問題の多い田母神オジサンが2012年頃に出版した対談本を読みました。まあ、大半は『はあ?』という内容でしたが、一点だけ目を引いた発言がありました。
『NATOのドイツ、イタリア方式のように、有事の際にはアメリカの核を自由に運用する権利を日本も持てばよい』というものです。

非核3原則の問題がありますが、例えばグアムにあるアメリカの戦術核を、有事の際に日本が使用する権利を得たらどうでしょうか?

借り物ではありますが、核カードを持つことになります。その上で極東地帯の非核化を提案していく。
かなり難しい外交になりますが、ただ『非核化』を唱えるより、理想を実現できる可能性は高まると考えます。

まあ、アメリカともかなり難しい交渉をしないといけないでしょう。

そう考えると、次期アメリカ大統領はトランプが良いかなとも思ってしまいます。民主党のクリントンでは承知しないでしょうから。

まあ、1つの考え方、オプションです。

核廃絶は大賛成ですが、理想の実現にはイバラの道を通る必要も時にあるかな。これが私のスタンスです。

長くなったので続きはまた改めて、、、