現在、東日本大震災の災害廃棄物処理が各地域で進められており、金属や木材などの回収・リサイクルあるいはエネルギー回収が行われていますが、大部分は埋立・単純焼却で処理されております。 また放射性セシウムやアスベストなどに起因する多くの問題が現場で発生していますが、各企業や自治体の中で処理され問題の共有化が図られていません。 今後予想される首都直下型地震や東南海地震では東日本大震災以上の災害廃棄物が発生することが推算されており、これらの廃棄物を速やかにしかも有効に処理する対策技術の開発が急務です。
日本エネルギー学会リサイクル部会としては、2回の講習会を開催して震災廃棄物処理に関わっておられる方々をお招きして現状を把握し、その問題点を抽出し、将来の震災廃棄物をエネルギー資源として有効に利用するための技術開発の課題を探りたいと考えております。
第2回目セミナー 2012年10月15日(月)13:30 ~ 18:00
(独)産業技術総合研究所 臨海副都心研究センター別館11階
http://www.jie.or.jp/2012/events/120914recycle_seminar.pdf
今回は、「指定廃棄物焼却灰の処理と今後の方向性」というトピックスで、NB研究会技術部門代表幹事の成島氏が講演致します。