情景を脳内のスクリーンに描いて、結末後、主人公やその他登場人物たちのその後を一人勝手に妄想する。本を読むとは、ボクにとってはまさしく文化的な悦に入る最も簡単な手段であります。日々の勉強でもありますしね。最近は外を歩いていても、この感じどこかで見たなあって思う時に、「あ、これあの小説のアレか」といった事が起きるようになってきました。元来デジャブがよく起きる派ですが、そう、人間の考えたシチュエーションを読んでる以上、逆に脳の引き出しからそれを思う事もあるのかとプチ発見している次第です。あ、意味分からなくても結構ですよ。まだ一段落目です。

 ネットニュースでよく経済欄や文化欄も見るようにしています。そこで衝撃の事実を知ってしまいました。文明の利器とはこの事かと。2019年時点で、書籍・文庫本等の売り上げにおいて電子版が紙を上回ったらしいのです。ついに本はカタチに囚われることなく、電気情報で読むことが出来て、買うとしたらコレクションする人くらいになりますね。ちょいと前に新聞がiPadで読めるのに感動したのに、今の子達はコロコロコミックをスマホで見るのかも知れないと思うと、歳を取ったなあと思います。学級王ヤマザキが現在も続いていたら、大人気アプリで登場してたこったろう。マジ卍。でんじゃらすじーさんマジ卍。

 ボクは割と昭和体質で、手で触り読むのが好きだし、ゲームもダウンロード版より出来ればパッケージを買う派。目に見える確かなモノ派。コレクションしたいというのはやはり並べたい見せたいの裏返しなのかもです。ところで、じゃあ令和体質はなんなの?って、少し怖い気もする。文明のスピードにボクの理解が追い付くのか、未知という点において怖い。歩きながらスマホを見てるそこの小学生よ。ランドセルには教科書じゃなくてバッテリーが入っているのかい?ワープロって知ってる?令和30年が楽しみで仕方ないよ。