今あるマンパワーで企業努力を続けて、売り上げをまずは大台に乗せましょう。という、経営コンサルの方が話しているのをテレビで見ました。マンパワーとは。たまに聞く「マンパワー」。人の力って和訳すると、労働力だとか人材の力と今ある規模でって事になるのでしょうか。どうもカタカナ語だとふわっと伝わる。
 「今ある人の力で頑張りましょう」だと少し大げさに聞こえる気がします。映画の決めのセリフみたいな。「人の力では自然に勝てないのか!」そんなスケールの大きさも感じてしまうのは、ひとくくりに「人」とすると全人類を指す性質があるから。そうなると、マンパワーの方がニュアンスは軽くなって丁度良いのかもしれない。
 と書いてみたところで既にニュアンスってカタカナを使っています。意味合いって書けば良いのにニュアンスの方がその微妙なニュアンスも伝わると思って選びましたが、なるほど、これもまた言葉の袋小路。
 結局カタカナ語の方がなめらかでイケてる感じがするのです。その業界に専門な感じがするのです。あくまで僕は。僕の業界では「そこのイスわらっといて」と言うアレ。映り込まないようにどかしておいてという意味ですが、何だか専門的な感じ。和式のそれよりも、「マンパワー」のお洒落さ。グローバル化の名のもとに、カタカナ語は親米の証。前も書いたけど、Tシャツに「秋葉原」と書いてあっても、観光者向けでなく誇っても良いと思います。僕は着ないけどね。