心理カウンセラー
ひらいなずです
私自身
幼い頃、喘息の持病があり
その喘息が、
全身のアトピーへと移行していき
同時に、肝機能障害を起こして
１０代の終わりに入院していた
２０歳の成人式は
入院していた病院から行った
そんな状態の私が
「あること」で、数週間のうちに
そのひどい症状が、
スッと治まったことがある
その「あること」っていうのが
「感謝」だった
全身に炎症が勃発した時は
顔もはれ上がって、目が開かなくなり、
全身からリンパ液が浸み出している状態
学校もバイトも行けずに
ひとり暮らしをしていたアパートから
実家に帰って
毎日ただただ寝て過ごしていた
布団の周りは、落脱した皮膚片が
ボロボロ溜まり
そのうちに、肝機能が低下して
入院することになった
なんて人生だろうと思ってた
青春真っただ中のはずなのに、
楽しいことも味わえなくて
ひとり病室で、毎日ボーとしてる自分
世の中から、取り残された気がしていた
そんな中
お見舞いにきた家族を見て
とても不思議な気持ちになった
「なんでだろ？」
この人たち、
こんなに何にもできない私のことを
どうして見捨てもせず
会いに来るのだろうか
「家族」だから？
そう言われたら、それまでだけど
私は「家族」というだけで
あの人たちに、
何かをしてあげているわけでない
お金も、時間も、かけてもらっている
果たして自分は、
「家族」という事実だけで
それだけの価値があるんだろうか？と
しばらく、グルグルした
と、ふいに
「感謝」というものが
胸の内側から、
ブワーと湧き上がってきた
そう、何もできない自分
迷惑をかけている自分
そんな私と、ただただ、
一緒に過ごしてくれる人
しみじみ、ありがたい気持ちが
湧き上がってきたのだ
何かを与えているわけでもなく
役に立つわけでもない
そして、そんな自分でも
愛されていることを実感した瞬間
それから、だった
私のアレルギー抗体が
みるみる下がり出したのは
肝臓の数値も正常に戻っていった
自分の想いが現実を創る
周りの人や環境のせいにしていると
自分の胸の奥からの
「ありがたいなあ」という
温かい気持ちが湧き上がりにくい
頭で「感謝しなきゃ」の感謝とか
自分に都合のよい事だけの感謝とか
その感謝は、
思いもよらぬ現実を引き起こす
思い・想い・念い には力がある
それは、良いことを起こす力もあり
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