心理カウンセラー ひらいなずです
かつての私
傲慢な人だった
自分の意見が一番正しいとは
思ってはなかったが
正しい範疇にあると思っていた
自分が嫌い人には
嫌う理由を付加し
自分が好きな人には
愛情を示した
人生の中で
上手くいっていない人を見ては
上手くいかない理由を勝手に与えていた
なんと、傲慢な奴だろうか
思い出しても恥ずかしい
あの頃、私の周りの人たちは
その人自身の人生を真摯に生きていて
そのことを私がジャッジする資格はなかった
それはたとえ、
上手くいっていることですら、だ
そんな自分があの時決め付けた人たち
伝えられる言葉は
ただただ
「ごめんね」だけ
私の法で裁いた人たちへ
心から「ごめんなさい」とだけ伝えたい
もう、伝える術もないのだが
そして、そんな生き方しかできなかった
自分自身に対しても
「ごめんな」と思う
そして
傲慢にしか生きれなかった自分を
何よりも愛おしく想う
あなたがいてくれたおかげで
今の私がある
どんな人も
その人自身の正義があり
愛おしい存在なのだ
そのことは、誰一人として
否定することはできない
どんな悪人もしかり
私は、そんな世界を見るために
生まれてきたのだ
そのことだけは、
どんなことがあっても
忘れないで生きていきたい
■心のからくり道場■
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