初めて見たのはTVだった。

驚くべきは舞台と客席の近さ。

その距離は、TVで舞台上の役者アップの時に役者の向こうに居る客の顔が表情までハッキリ分かるほど。

そして、舞台と客席の高さが変わらない点も大きい。

360度囲む客席に中央に離れ小島みたいな舞台。

円形劇場というのは舞台も丸い。

普通、舞台というのは常に客に向けて芝居をする。

役者同士の会話でさえ、微妙に客席に身体を向けたりして表情を分かりやすくしている場合が多い。
しかし、ここでは無理だ。

そして、客を客と思いながら我で芝居をすると、素人ならプレッシャーに潰される。

何せ、舞台を照らす明かりが最前列の客席にも掛かるくらい近いのである。

プロの芝居なのに、どこか発表会みたいなところもある劇場。

ここで10月末に戸松遥が初舞台を踏む。

韓国No.1舞台が三回目の日本公演。

そして、登場人物が三人という舞台。

主な・ではなく、本当にに3人だけなのだ。

他の2人はテニプリの貴公子と舞台経験豊富な役者。

随分と難易度の高い仕事だと感じる。

ミュージックレインは、彼女が無事に大学を卒業した頃から、これ見よがしに彼女を新たな分野に入れ込んでる。

ちなみに今回の舞台、東宝シンデレラオーディション最終選考まで進んだ彼女というのが、東宝主催の舞台で関係してるのは確かかなと思う。

styilipsの躍進で、スフィアの継続から生まれる金も少なくなった。

守銭奴事務所のミュージックレインとしては、この戸松遥の初舞台から他の3人含め新たな分野への進出を望んでいるようだ。

とはいえ、舞台出演は彼女の念願でもある。

舞台を成功させ、新たなステップへの扉を開いてほしいし、改めて演じる楽しさを知ってほしい。

さて、この青山円形劇場は、それこそ最前列くらいなら地声で舞台上に聞こえるくらい客席と舞台が近い。

そして、関係者と客は違うのだ。

いかに役に入りきれるかが勝負。

ユ・ミリに彼女がなりきれるのかがカギである。

もちろん、それはテニプリ貴公子も同じ。

最終的には2人がくっついてほしいな。
10月18日が初演。

この日がこの舞台の結果を決めるベクトルとなる日だと思う。

チケットは恐らく売り切れるだろう。

満員の観客を前に戸松遥のパフォーマンスの手並みを拝見したいところだ。