以前からトマリ君と書いてだが、泊という漢字表記なんで書いとく。

泊一平

ニタニタした少年みたいなマネージャーである。

一応、日笠陽子氏などを受け持つマネなんで、なんだかんだで力はあるみたいやけど、なんか、勉強し過ぎの偏屈人間という印象を受ける。

もちろん、私は直に見たこともある。

グループ会社のマネと共に居たが、イベントから掃ける時に、横からいきなり話しかけてきて日笠さんを驚かせたり、端から見れば悪質なファンみたいやった。

ちなみに、日笠さんを受け持ってから日が浅いこともあり、泊君と日笠さんの間には随分と隔たりがある。

人気声優を受け持つ=実力派マネージャーかと言えば必ずしもそうではない。

名前と業界内での知名度で仕事を獲られる人気声優と違い、一から地盤を作らないといけない新人の方が大変である。

もちろん、大変なのは当人だが。

芸能界というのは特殊な世界で、周りの人間も変わり者が多い。

常に、変人こそが華であるような世界では、当然ながら泊君みたいにならないと渡り歩けない。

スキルさえ高ければいい職場なんで、入れば高給取りの仲間入りだし、なんとも変人ばかりの労働環境になる。

これを見ている殆どの人間が、声優の周りを囲む人間に興味なんてないだろうが、目の前の声優のために費やした金の大半は、当人以外に渡るので、こうした周りのブレイン達にも少しくらい興味を持ってもいいだろう。

泊君は違うが、今はマネージャーも一流大学で経済学を学んだ輩だけではない。
専門学校等から入る人間も居る。

小さな事務所なら、下働きしながら所属役者達のマネジメントもやらす会社もある。

ちなみに、現在は知らないが、少し前なら大卒入社でマネージャーとして働いて40歳手前には年収600万くらいの会社もあった。

もちろん、厳しいサバイバル戦争を勝ち抜いた輩だけが辿り着くわけだが。

俺が見た時の泊君は、ラフな格好に社員証をぶら下げるスタイルやったが、その姿からは、あまり実力のある人間には見えない。

ここが、芸能や日頃あまり部外者と対峙しない職場で働く人間の一番多いスタイルなんだが、一般的に考えて、明らかにラフな格好であるため、楽して上がってきたみたいに見えてしまう。

多分、筆者が泊君を仕事人と見る日は来ないだろう。

仕事人はスーツスタイルというのは変わらない。