ベランダ行きの窓?が開いてると思ったら、閉まっててガンってなりました、謎の?です。痛かった。

 

さて今回は作画の話。

 

視聴者の目が贅沢になってる気がする話。

ちょっと前のブログでも言いましたが、アニメというのはパラパラ漫画みたいにちょっとずつ違う絵を連続して写して、あたかも動いている様に見せる物です。

この絵はアニメーターさんが書く訳ですが、給料は1枚いくらでは無く、1シーンいくらなのです。

つまり、すんごいヌルヌルに動くアニメだとか、カメラワークは、アニメーターさんの苦労の賜物なのです。(アニポケのミアレジム戦とか。)

じゃあなんで作画崩壊だのなんだのが生まれるかって言うと、予算が無いから。

人=アニメーターを動かすには基本的に「金」が必要で、適当な原作引っ張ってきて、儲ける事しか考えずに、予算を出さないと「作画崩壊」になる訳です。

当然アニメにはアニメーターだけでは使れない訳で、声優/監督/脚本家。(もっと居ますが、ややこしくなるので、最低限で。)

 

まあ声優さんは分かりますね。

声を入れる人です。

 

監督さんもまあ分かるでしょう。

スタッフさんがバラバラにならない様にする人です。(音響/作画など。)

 

脚本家さんはまあ名前の通り、声優さん用の台本書く人です。

 

などなど、エンディングを見れば分かりますが、すんごい数の人が関わっているのです。

 

当然人が増えれば、増える程儲けが少なくなる訳で、じゃあ少なくしようとしても、監督を無くせば言うまでも無く大変な事になりますし、アニメーターを削ればカクカクになるか、制作にすごい時間が掛かる、声優を削れば皆んな同じ声になります。

 

「じゃあ安いアニメーターさんを雇おう。」ってなると、下請けとかになって、作画崩壊他が生まれるのです。

で、このお金が何処から出るかってと、「製作委員会」それこそエンディングの最後とかに書いてあるでしょう「〇〇〇(アニメタイトル/タイトルの略称)制作委員会」って、これだ。

すんごい噛み砕いて説明すると、レコード会社とかが「出資するから、内のアーティスト使って」って事。

早い話「宣伝」これはレコード会社くらいで、他の会社は「株」だ。

アニメが当たれば、大金が来るが、失敗すれば大赤字。

制作会社からすると、保険(失敗した時に一定の儲けが出るが、成功した時儲けが少なくなる。)

 

まあ良いとして(あんまし良く無いけど。)、問題は視聴者の目が贅沢になってきている事。

「君の名は」や、「鬼滅の刃」でアニメに求められる水準が高くなった。

君の名は公開後に背景がすごいSFアニメが大量生産され、数年後鬼滅の刃遊郭編で「テレビアニメ」で、「映画並」の作画が求められる様になった。

「普通〜ちょい凄い作画=控えめ」になってしまったのだ。

今期アニメ(2023年秋)である「薬屋のひとりごと」が「のっぺらぼう」だ、とTwitterで議論になっていた。いくら描き込んでも細かすぎて、・_・くらいになってると思うし、私も全然気付かないと思う。(それこそTwitterで書き込みすごいってツイートを見て、初めて気付くと思う。)

そんな細かい所をこだわると、それこそ制作に時間がかかる。

 

じゃあ短いシーンの内何処にこだわるか、大体オープニングだ。

曲に合わせて、シーンが切り替わる奴、今期だと「ウマ娘」。

 

37秒から40秒くらい。

他の所でも短い間にも小ネタが仕込まれている。(フォークボールの投げ方の本を持ってたり。)

 

オープニング全体で作画がとんでもないことになってるアニメもあって、それがこれだ。↓

 

アニポケリコロイ編のオープニングですね。

まあ見てもらった方が早いかと。

 

アニポケはともかく、基本12話に1分30秒(90秒)だとすると、18分だ。(各話流れて、カット、変更されなかった場合。)「たった」とするか、「も」とするかは人次第だが。

 

 

作画に対して、「崩壊」とは安易に言わない方が良い。

中には中割りと呼ばれるあえて崩壊させる手法がある。

主に戦闘シーンで、「より違和感を無くす為の絵」だ。

分かりやすく言うと、人差し指を立てて、ブンブン振ってください。(ぶつけない様に)

これを普通〜ちょい上の作画としよう。

そうすると、切り返す部分(止めて、反対方向に動かすタイミング)上下に指が見える。これを切り抜いて一枚の絵にし、作画崩壊と言っている様な物だ。(「人差し指が2つある!」みたいな感じ。)

作画崩壊ってのは、黄緑色のボールをキャベツって言い張る某アニメみたいな物、関節的にどうやったらその体制になる?みたいな物の事を言うので、必ずそのアニメを見て、違和感があったら、作画崩壊だと言う様に!

 

君の名は、鬼滅の刃が大ヒットし、他のアニメの作画が上がったのも事実だ。

鬼滅は刀鍛冶の里編でさらに作画レベルが上がったし、日常アニメも作画が上がったた気がする。

鬼滅の刃公開前から作画がとんでもない事になってたアニメ制作会社もあった。

京都アニメーションの「ヴァイオレットエヴァーガーデン」なんかは有名だろう。(知ってるよね?知らない人は↓見て。)

見れば分かるが、作画が良いシーンは、大体水か、光だ。

水の動き/光の差し込み/反射、こういう所に現れる。

最近だと、SPY×FAMILYの2期(豪華客船編)の船の進む水面↓海https://livedoor.blogimg.jp/anico_bin/imgs/a/e/aeced41b.jpg

1期後半のオープニング↓の全体的の光

と、まあ凄い事になっている。

このまま作画崩壊他が無くならないかしら。

 

おしまい!