骨董座談会の翌日の日曜日、僕とぷらわっささんと二人で大江戸骨董祭に行きました。
宿泊先の御徒町のホテルからJR御徒町までの道中、
ぷらわっささん、「今回、何か、探しものでもあるの?」
ナゾナゾ、 「いえ、特に何にも無く、適当です。来月、タイに行くからセーブしないと!」
ぷらわっささん、 「そう言う時に限って、良いモノが出て来るんだよね」
ナゾナゾ、 「そうなんですよね~~~」
これが現実のモノになりました。
前回のお邪魔した時の大江戸骨董祭と違って、今回、結構、エエ品物が沢山あったように思います。
土曜日に東洋陶磁美術館の記念講演を拝聴していたので、僕の目には、獲物として、高麗青磁に
的を絞っていました。 ところが、中国陶磁器と一緒に、写真のローマンガラスが飾られていました。
僕は一目で「これやァ~~~~」って心の中で叫んでいました。店主に「これ、お幾らですか」って
聞くと、「xxxxx円だ」と言うんです。僕らが来る前に、既に別のお客さんが来て、値段を
聞いて行った時も、朝一番だからと言うことで、同じ値段を言ったそうです。「xxxxx円??」
高いなァ~~ そしたら、店主が「大阪から来てくれたったと言うことで、地下鉄代とランチ代分の
2000円を更に引いてあげる」って言うんですね。 「それでもなァ~~~」と思って、とりあえず、
ルーペと懐中電灯で、リペアーをチェックしました。僕がいつもの優柔不断な態度に変わっていて、
店主も業を煮やして、更に3000円マイナスのラストプライスを提示して来たんです。 僕の品物の
評価として、先ず、リペアーが見当たらないのと、こんなけ細いガラスが残っているのは珍しい、
でも、その反対に銀化があまりない。銀化しつつあるって言うのは解るんですけどね。そして、
この時点で、僕の思っている値段と5000円の差になっていました。 店主曰く「手付けだけでも
払ってくれれば、Keepする」って言うんです。僕は、「いかん、いかん、ちょっと冷静に
ならなアカン」と思い、僕の名刺を渡して、また連絡する旨を店主に言って、店主の名刺を貰い
ました。そしたら、奇遇なことに名字が同じ名前なんです。しかも漢字も同じ。僕の名字の漢字、
結構、珍しいんです。店主がかなり、ビックリしてました(笑) そして一旦、お店を後にしました。
とりあえず疲れたので、ぷらわっささんとコーヒー・ブレイク&作戦タイム!僕的には、「僕の
思っている値段から妥協する気は無い」とぷらわっささんに言うと、「それは驚異的なことだ」って
言っておられました。コーヒーを飲んで頭の中にカフェインを充満させ、トイレに行ってウンコをして、
ベストの状態で、いざ、出陣です!
店主に「なんとかxxxxx円でなんとかならん?」って聞くと、「平和島の骨董祭ならもっと値段が
高いんだけど、ここは露店でコストも掛って無いから、xxxxx円であって、お客さんが言う値段だと
赤字なんですよ」って言うんです。「そこをなんとか、お願いしますよ!」って最後のお願い攻撃に
転じました。店主が「現金なんだよね?」って聞くんで、「当たり前ですよ、現ナマですよ!」って
言うと、その店主、苦しい顔をして、「解りました、それで」って言ってくれました。傍で見ていた
ぷらわっささん、そのやり取りに、驚きを隠せなった感じでいらっしゃいました(笑)
かくして、我が家にこのローマンガラスが無事に到着しました! でもね、大阪まで持って帰って
くるのに、壊れはしないか心配で心配で、とってもストレスフルでした(苦笑)
サイズ、 高さ9.5