







いずれにしても元旦に紹介できるのは一年の幸先がエエって言うことでしょうか? この品、ちょっとだけ競ったんですが、後で聞くと知り合いのFさんとの競りだったみたいでした(笑)
この品ですが、悠々のスコータイ窯の鉄絵の鉢です。 この手のモノは、まだタイの人たちが自分たちの歴史価値を理解していなかった時のドサクサ時期に、日本の骨董屋が二束三文で買い叩いたモノが、茶道具として伝世して、昨日、我が家に伝世したと拝察します。この手の品を見ると、スコータイとシーサッチャナラーイの間辺りで発掘調査していた学生さんを思い出します。
それは2年前に発掘調査している学生さん達(恐らく大学院生)が休憩中に聞いた話で、当時、日本の骨董屋と欧米人のコレクターが、発掘と言うより盗掘そのもので窯跡や墓場を荒らしたことで、今、タイの歴史を真剣に調査しようとしても荒らされ方が尋常ではないらしく、たったの20年ぐらいの盗掘で400-500年のタイの歴史の真実を失くしてしまったと嘆いていた。そんな大変な研究環境下でも、タイ人の友人が第2段の図録を発刊されたことは目出度い。新年を機に、更なるタイの考古学が発展することを祈りたいものである。
品物の話しに戻りますが、前述の通り、スコータイ窯の鉄絵の鉢で、14-15世紀のかけての作陶となります。文様が唐草文であることから中国は元時代の影響を多分に受けています。スコータイ窯の特徴として、
1.見込みに5つつの目跡があります。
2.また、胎土は粗悪な為、隠すために白化粧させてから鉄絵で絵が書かれるのも
特徴となります。
3.既に日本に渡って30-40年は経っているかと思うのですが、水で洗って高台を
嗅ぐと埃っぽい匂いがほんのりしました。
実は、直しがあります。 完品主義なんですが、今回は絵柄の希少さに負けました。これならバンコク大学の博物館所蔵品と比べても引けを取らないと思ったからです。
サイズ、直径18.3cm 高さ11.5cm 高台径9.5cm