大江戸骨董市の戦果ですが、東南アジア骨董ハンター会のメンバーの方が出店されていて、そこでOpium Weightを２つ、買いました。旅行記の後、このOpium Weightと、買い求めた図録について、別のスレッドで記載したいと思います。

さて、静嘉堂に11時30分に入って14時に館を後にし、昨日、散策した東京のお土産を買って、ランチ抜きで目黒の松岡美術館へ向かいました。

松岡では、中国美術の展示をやっていました。

フライヤーにも載っていた翡翠の白菜は台湾の故宮博物館の「翠玉白菜」に引けを取らない逸品でした。

こちらは古仏ですが、

どれも、真贋の眼を養うに十分のマスターピースでした。兎に角、鍍金の金の色、鉄味（Patina）、彫の洗練は格別なものです。

堆朱（ついしゅ）は私のコレクション・ラインではないのですが、時折、ハンティングの際、見かけることがありますが、真贋の見極めは難しいと思っていました。

しかし、松岡の堆朱工芸を見て、本物のオーラって言うものに接した感がありました。大倉喜八郎って言う財閥の人が集めた堆朱のコレクションで、もし火災が無ければ、日本一の堆朱のコレクションだったであろうと言う話を思い出しましたが、大倉だけでなく松岡、東博など現存のコレクションを見ると、文化大革命などで中国人に眼が無かったおかげで、日本に優品が残せたのは歴史的にも誇れるものでしょう。