さて、ホテルの朝食を済ませ、目指すは有楽町！　今回は有楽町に縁があります。

今回は美術館巡りと決めてはいましたが、この病は治りませんね。旅のどこかで骨董市が無いと禁断症状が出ます（笑）

ましてや大江戸骨董祭は、欠かせないですね。美術館の展示日と骨董市の開催日の日程調整は、ホンマ、大変です。今回は静嘉堂文庫美術館が最終日になってしまい、ちょっと焦りました。

2023年の冬の東京は、青磁祭りです。出光に続き、静嘉堂も青磁の展示です。

南宋の龍泉窯の青磁貼花牡丹唐草文深鉢、南宋の建窯の油滴天目は必見です。

2番目の部屋にあった南宋の青磁鼎形香炉が良かったです。それと磁州窯の白地鉄絵虎図枕の虎のモチーフが可愛くて心に残りました。

上の２つのコーナーでの写真撮影は不可だったのですが、3番目の清朝のコーナーは写真撮影が可でした。全部、写真に収めましたが、気に入ったものをちょっとアップします。と言うか竜のモチーフが良かったでした。

この２つの壷のデザインは、次の松岡美術館でも見ることになります。

（画像は静嘉堂文庫美術館のHPから拝借）

静嘉堂の売りは、曜変天目です。日本には静嘉堂、大徳寺龍光院、藤田美術館の3点しかありませんが、私的には静嘉堂の曜変天目が一番綺麗ではないかと思います。清朝のコーナーの奥に曜変天目専用の部屋があり、本碗だけでなく収納の為の木箱の数々と、茶碗を置く尼崎台添が展示されています。しかし曜変が醸し出す宇宙感は何度見ても素晴らしいです。

こちらでも図録を買いました。今回のこちらの図録の売り文句は、茶碗の底も見れるとのこと。これは買わねばと思いました。

清朝のコーナーでは写真が撮れるとは思っていなかったので、撮りまくったもののその分、ランチタイムを逸してしまいました。この後は、松岡美術館へ向かいました。

東京 ⑤

東京　⑤