大阪は一時、自民党と太田房江の悪政で大赤字になりましたが、古来から財政的に安定した土地柄で、それ故に室町時代後期以降、商業が商業が繁栄してきました。明治維新の際、通貨が一新されました。当時の東京は治安も悪かったことから造幣局が安全な大阪に作られたそうです。

この説明は造幣局の工場見学で受けた説明の一部です。以下は、先日、参加した大阪造幣局の見学会の内容です。

参加には造幣局のホームページから予約する必要があります。当日は予約番号と身分証明書を守衛室で提示の上、胸元に付ける番号バッチを貰います。その後は博物館の1階に集合し、造幣局の案内役について工場見学が始まります。

博物館の1階には明治から動いている大時計がありました。今も鐘を鳴らすそうです。

さて、私が訪問した時は500円玉を製造していました。鉄板をくり抜いて円形（えんぎょう）にして行く工程です。この500円玉ですが、相当の偽造防止のカラクリが成されています。これは是非、工場見学して聞かれるとめちゃめちゃ感動されるでしょう。因みに500円硬貨は世界で一番コストが掛かっているそうです。２番目はスイスフランなんだそうです。

その後、出来上がった効果の配送準備です。

造幣局では硬貨、勲章だけの製造です。紙幣は国立印刷院（滋賀県）での発行です。これ、知りませんでした。造幣局は本局の大阪と、支局の広島、埼玉にあります。広島で素材の焼き入れをして、出来上がったものを大阪の本局へ輸送。くり抜いた後の素材や、失敗作は広島に送り返されて再利用するそうです。失敗作ですが、以前は工員の眼でやっていたそうですが、今はコンピューターが自動品質チェックをするそうです。

見学後は博物館に戻って自由解散です。博物館では古銭の展示がありました。大判、小判、銀貨のお宝がザックザックです！一部ですが、大判、小判だけアップします。

MINTショップがありますが、これと言って欲しいものはありませんでした。参加は無料で、結構、興味が掻き立てられる工場見学でした。