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今回は、常陸五山の一つの真弓山に登り、真弓神社に登拝してきました。


(下記地図参照)

https://www.city.hitachiota.ibaraki.jp/data/doc/1454640593_doc_114_2.pdf


麓の西真弓集会所に車を停めさせてもらい、登山スタートしました。


集会所から北に300メートルくらい進むと、真弓神社入口の石碑がありました。


ここから細い道沿いに進みます。

真っ白い大理石製の石碑です。


真弓山付近には、とても美しい白い大理石(結晶質石灰岩)が取れます。


寒水石(かんすいせき)と呼ばれ、昔から珍重されてきました。


特に江戸時代には、水戸藩の許可無しに採掘する事ができない「御用石」でした。

水戸の弘道館の石碑や、水戸の偕楽園のと叶玉泉(とぎょくせん)などり利用されています。叶玉泉はとても綺麗なんですよね〜。


(水戸偕楽園の叶玉泉)

チームラボでライトアップされた、叶玉泉


大理石の砕石場へ続く道を川沿いに進みます。

とても面白いのですが、じゃり道って普通灰色じゃないですか。

こちらは大理石の砕石の砂利道なので、白い砂利道なのです。


川沿いの白い砂利道が終わると、真弓山の西参道の入り口の鳥居が見えました。


先ほどの白い石碑から30分くらいです。




ここから雰囲気がグッと変わります。1人だとちょっと怖いな〜😥


別世界の入り口っぽく雰囲気が出てます。😅


膝くらいにシダが茂った緩やかな小道を登ります。



えっ?猿?


一対の「狛猿」が出迎えてくれました。


左側の狛猿は破損してしまっています。


しかし右側の狛猿は綺麗に残っています。


神様のお使いの雰囲気がする、優しい感じのお猿さんでした。 


この先、だんだんと登りがキツくなりました。💦


登るにつれ、前を歩く子供達に引き離されて行きます。


登山道で、先に行った子供が遭難してしまったという話もありますし、急いで呼び止めます。


「はぁ、はぁ、まっ、まってぇ〜〜」


完全に置いて行かれた人の感じです。🥵


上で待ってた子供にようやく追いつくと、小1の次女が私を見て、


「すごいはぁはぁしてる。お母さんかわいそう。○○の水筒飲んでもいいよ。」


と水を進めてくれます。子供の優しさが沁みます。


中1の息子は私が何故にそんなに苦しそうなのか、この人どうしたん?って感じ。


子供達にとっては全然余裕なのですが、不甲斐なし運動不足の大人…


「山で(君たちが)迷子になると大変だから、お母さんが見える所を歩いてね。見えなくなったら止まるんだよ。」


「わかったー!(お母さん遅いからゆっくり行ってあげる)」


と勢い良く再び登り始めました。山では子供達の方が、体力というアドバンテージがあるようです。


ここから、子供らに着いて行くのが必死で、神社まで写真が撮れませんでした。


だんだんと、深い森の中に入っていきます。太い木が多くなってきました。


急に景色が開けて、いい眺めです!真弓神社に到着です。西参道の鳥居から20分くらいでした。

う〜ん、いい眺め!


登山の後の、上からの眺めは何故に気持ち良いのでしょうか。⛰


真弓山は300メートルありますが、神社のあるここは265メートル程です。低山ですが、阿武隈高地の南の端っこの山で、関東平野を望む事ができるのです⭐️

真弓神社


ホームページによりますと、

創立  

    大同二年(807)

御祭神

    大己貴命(おおなむちのむこと) 

    少彦名命(すくなひこなのみこと)


←東金砂と西金砂と同じ御祭神!!



また、


坂上田村麻呂、大伴乙麻呂が北征の日に八所権現を斎祀。

堀河天皇在位中の寛治年間(1087-1094)に、源義家がこの神に戦勝祈願し、陸奥を平定して凱旋のおり、弓八張を奉納したことから、真弓八所権現と呼ぶようになったとのことです。


先に記事にした、西金砂・東金砂神社と同時期の創建なのですね。





神社を後にし、表参道方向に進みます。

神門


神門には、真弓神社と書いてあります。字が素敵です。明治21年2月15日


さらに進むと

爺杉の看板があります。


看板に従い、小道に分け入ります。


すると、森の中でひときわ目を引く木が登場します。


爺杉」です。

推定樹齢は940年

根まわり12.8m

高さ約45m

その存在感たるや、森の巨人といっても過言では無いくらいです。

1000年近くもずっとここにいる存在です。


木に圧倒され、周りでぼーっとしてしまうような感じ。


実際に息子は本気でぼーっとしてて、


私が「ちょっと、写真撮るのにどいて欲しい。」


と言ったら、

息子「せっかく、ぼーっとしてたのにー!」と残念そう。


木の周りから出る何かを吸収していたのでしょうか。😅


ごめんよ、写真撮るのにどかしてしまって。


確かに、何か出てる?


木の周りに木が生い茂って無いのが不思議だねー、と夫が言ってました。


なかなかの見応えのある木に出会えて、ほわーっとする様な感じになりました。


1000年近くそこにある木に出会えて、またまた幸せを感じる事ができました。


足取りも軽く下山します。


森の中の光が、優しく包んでくれるかの様です。



山麓の里には、秋の高い雲の空とコスモスです。


茨城の山の中に残る、古からの信仰の印を見る事ができました。


そして、素晴らしい巨木にも出会えました。森の巨木は何か宿っているようでしたよ。


登山と参拝は、私にとって気力と体力を養ってくれる、活力の源となるようです。(しかし、まずは体力なっ!)


普段の体力作りも頑張らないとですね。


ここまでお読みくださりありがとうございました😊


それではまた。