こんにちは😃


当ブログにようこそ!


今回は旅行先で訪れた、群馬県嬬恋村の

熊野神社について書きます。


熊野神社の紹介の前に、熊野神社のある

嬬恋村についてちょっとご紹介します⭐️




嬬恋村と言えば、高原野菜のキャベツ!が有名ですね(社会のテストに出てきました)⛰あと、キャンプや温泉が有名でしょうか。


嬬恋村は温泉地帯であると同時に、活発な活火山🌋が隣接する土地です。火山あっての温泉ですね♨️


嬬恋村は草津の本白根山に接しており、本白根山は活火山で噴火警戒レベル1で火口付近立ち入り禁止となっています。

古い火口跡の弓池。かつての火口ですが、静かな美しい雰囲気の場所でした。現在のお釜は立ち入り制限で見られず、残念!


本白根山の嬬恋村側にある温泉が、万座温泉です。万座温泉は標高1800メートル!標高が高い温泉としても有名です。


万座温泉の温泉としての歴史はなんと弥生時代には人が住んでいたという記録があるとか。山岳信仰の修験者も利用していたようです。

硫黄の香りが強い、酸性の強い温泉です♨️とても良い温泉ですよ〜!天空からの風景も、また癒されます。


また、長野県との県境にある浅間山をご存知の方も多いと思います。浅間山は、現在でも噴火警戒レベルが1であり、火口付近500メートルの立ち入りが制限されている活火山です。

(雲に隠れている左寄りの山がおそらく浅間山です)


天明3年(1783年)に浅間山の大爆発で発生した土石なだれにより、村人477名が死亡、高台にあった鎌原観音堂(かんばらかんのんどう)に避難できた村人93名のみが助かったのでした。

そのため、イタリアのヴィスヴィオ火山噴火で消えた古代都市ポンペイに準えて、嬬恋村は東洋のポンペイと言われています。

鎌原観音堂(かんばらかんのんどう)

現在の石段は15段ほどですが、かつては50段ほどあったそうです。つまり、噴火による土砂により観音堂の下の地域は埋まってしまい、その上に村があるのです。

この付近は、ブラタモリでも紹介してされており、お堂にタモリさんとのお写真が飾ってありました。


さて、本題に入ります。笑



嬬恋村の熊野神社についてです。

この地における熊野神社は、かつてこの地で盛んだった山岳信仰、四阿山(あずまやさん)から本白根山にかけての修験道で修行をしていた修験者の、信仰の霊場とされていた場所でした。


静かな森の中の聖域の感じ

苔と緑が美しい場所でした。緑と朱塗りの鳥居ののコントラストが絶妙です⛩


苔むした階段を登ります。

子供たち「苔がかわいそうだから、踏みたく無い〜!」「どれたけ人が歩いてないの?この階段。」と口々な言います。

そのくらい踏む所にもかけがびっしり生えていました。瑞々しい生命力を感じます。


奥の院のある方向

草が多くて先には行けなさそうですが、この先に越後につながるという伝説のある洞窟があるそうで、そこが奥の院だとか。

奥の院とは知りませんでしたが、何となく雰囲気良さそうで撮った写真です。

よく見ると龍の形の石がこちらを向いていました。笑


入り口の巨石と奥の院の巨石梵字が彫られおり、密教の修業の跡と思われます。


そして、私が1番見たかった大杉です。

樹齢1100年以上とか!ものすごい存在感です。


弘法大師がこの地を訪れた際に、立てた杖が成長してこの大杉になったという伝説があります。

枝が大きく垂れ下がり大地に至る様相から、「逆さ杉」とも呼ばれています。




その生命力たるや、素晴らしいです。

山奥にこんな凄い場所があるとは!行けて良かったです。


かつて修験者たちはこの地でどんな修行をしていたのでしょうか。



修験者たちは今はいませんが、熊野神社は今もひっそりと地域の人々に守られて、聖域として存在していました。


弘法大師の修行された場所は各地にあるので、各地で巡ってみるのも面白いかもしれませんね。


ここまでお読み下さりありがとうございました。


それでは、また。