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先日、茨城県日立市にあります大甕神社へ参拝に参りました。⛩



国道6号沿いの風神山の麓にひっそりとありました。


今回ここを訪れたわけは、映画「君の名は。」のスピンオフ小説で、宮水神社の御祭神の倭文神武葉槌命(シトリノカミタケハヅチノミコト)と同じ神様が祀られていると知ったためです。


小説では、宮水神社と同じ御祭神を祀っている神社として、大甕神社の名前がチラッと出てきました。県内なので、行ってみようぜ!と言うわけです🚗


御祭神:武葉槌命

(たけはつちのみこと)

別名:倭文神武葉槌命(シトリノカミタケハヅチノミコト)、倭文神(シトリカミ)

→織物の神様として有名ですよね。


地主神:甕星香々背男

(みかほしかかせお)

別名: 天津甕星(あまつみかぼし)

→日本書紀の国譲り(くにゆずり)(別名:葦原中国平定(あしはらのなかつくにへいてい))に登場する星の神様です。


社殿によりますと、元々はこの地で信仰されていた星の神様ですが、鹿島・香取の二神がこの付近を征服しようとした所、この甕星香々背男を従わせる事が出来ずにおりましたが、倭文神武葉槌命が大甕に赴き、

地主神の霊力を「宿魂石」に封じた、と伝えられています。


目の前の岩の固まり全体が、宿魂石です。

宿魂石の頂上にご本尊があります。


巨石をヨイショヨイショと登ります。スニーカーがおすすめです。


岩の頂上のご本殿があります。

木漏れ日の中の巨石は何とも言えない雰囲気です。この岩は日本ではたいへん珍しいカンブリア紀の岩石なのです。五億年前の岩石なのですよ🪨✨おぉ、そう言えば糸魚川の翡翠もおよそ5億前に出来た石でした。以外な所で共通点です⭐️




「君の名は。」のスピンオフ小説でも、この甕星香々背男が星の神様(流れ星)として登場していました。そう言えば、宮水神社の御神体も巨石でしたね。



この地においては、甕星香々背男は武葉槌命と戦った際に巨大な石に姿を変えて抵抗しました。そこに武葉槌命が金の靴で蹴り付け、巨石が崩れ飛び散ったと言われています。石神社(東海村)、風隼神社(城里町)、石井神社(笠間市)に飛び散ったと言われています。


巨石は砕け、宿魂石にその霊力を封じ込められた甕星香々背男ですが、この地の住民にとっては国土開発と国家安寧に尽力された神として、大甕神社においては大切に祀られていました。


甕星香々背男を祀る社殿。


かがり火の台座を見て子供が、「君の名にもでてたやつ〜!」と指さします🔥神楽を踊っていたシーンですね。


後から知ったのですが、この前日はなんと、

「甕星祭」という甕星香々背男の祭神であった様です。知り合いの方から教えて頂きました。神楽をやっていたそうです。来年は見てみたいなぁ⭐️⭐️


甕星☆香香背男のお名前がカッコいいです⭐️五芒星です。結界なのかしらね☆すぐそばに結界石という縁切りにご利益があるという巨石もありました🪨


お昼近くに木漏れ日が降り注いで、光のシャワーの様です。とても綺麗です✨


この地の地主神であった甕星香々背男ですが、封じ込められた後も、地域の人々の心にしっかりと刻み込まれている神さまなのですね。


古代において常陸国はヤマト政権における蝦夷討伐の前線地域でありました。


先住民の星の神様の信仰が、ヤマト政権の侵略により塗り替えられ、甕星香々背男の伝説となったという説もある様です。


御朱印と御神木のお守り。


支配する政権が代わっても、変わらず人々の心に受け継がれている神様のお話でした。


この辺りのお話は多くの古代史ファンの方が、たくさんブログにされているので、奥が深い話ですが、さらに書籍などで深めて言ったら面白そうな分野だなと思いました。物部氏とも繋がってくる様なので、古代ロマンですね〜📖


茨城や栃木周辺には星神を祀った神社が多くありますので、訪ねてみようと思います⭐️


ここまでお読み下さりありがとうございました😊

それではまた🎵