最後の部分は授業と連動してる部分だから、外部の人には意味不明かもしれないが。

 

 

 

 

 

 

【お盆とエルとごせんぞさま】

 

「ねえ!ママ!テレビの前に知らないおじちゃんがいる!あれ、誰?」

 

「なによ、エル。誰もいないじゃない。」

 

「えええ、うそだうそだ。いるじゃん!こっち向いて【8+5は?】って書いてある紙をこっちに見せてるよ」

 

「まさか!誰もいないって!」

 

「あ!ママ!もしかしたら、お盆だからごせんぞさまがかえってきてるのかも!」

 

「あら!エル!きっとそうよ!」

 

「よし!そうとわかれば、あの問題に答えてみよう!んーっと、【    】!」

 

エルがそうさけぶと、テレビの前のおじちゃんが、にこりと笑って親指を立てました。

 

「やった!当たった!」

 

するとおじちゃんは【きみ、あたまいいね】と書いた紙をエルに見せました。

 

「やった!ママ!あのおじちゃんにほめられた!」

 

「よかったわね、エル。ママにはまったく見えないけれど、ほめてくれるのなら、きっといいごせんぞさまね。」

 

するとごせんぞさまは【15より7小さい数は?】と書いてある紙をエルに見せてきました。

 

「んー、【    】!」

 

エルは大きな声でこたえました。

 

するとごせんぞさまは笑顔で何度もうなづき、次の紙を出してきました。

 

【今君が答えた数字を4つに分けて、その一つ分の数を7個集めたらいくつになる?】

 

なんだかだんだんむずかしくなってきました。

 

「ママ、このごせんぞさま、むずかしいもんだい出してきて、なんだかニヤニヤしてるんだけど。」

 

「あら、きっとエルのごせんぞさまだから、あたま使うのがだいすきなのよ。頑張って答えてあげて。」

 

「分かったよ、ママ。んー、答えは・・・」

 

エルが頑張って考えて答えると、ごせんぞさまはまた紙を出してきました。

 

【正解だ!これが最後の問題だ。今答えた答えの数字を半分に分けて、それを3つ分合わせたらいくつになる?これができたらおじさんは天国にかえるよ。ああ、言い忘れたが、おじさんは君のパパのおじいちゃんだよ。】

 

 

 

 

 

 

 

                    こたえ(          )

 

                    なまえ(          )

 

エルは真島先生に「せいかい!!」と言ってもらえました。すると、さっきまでそこにいたごせんぞさまはもういませんでした。

 

「あれ?どこに行ったんだろう・・・ん?なんだこれ」

 

エルは一枚のかみをひろいました。そこには・・・

 

「らいねんは、もっとむずかしくてたのしい問題を持ってくるよ。」

 

と書いてありました・・・。