子供の勉強を何かしらで見ている親にとって

ケアレスミス

は避けて通れない問題である。

悔しい思いを持って「たら、れば」の沼に陥る。

クラス分け

偏差値

合否判定


そういったものの向こう側に「あのケアレスミスさえなければ」

と、何度思ったことだろう笑


どうすればケアレスミスがなくなるのか

どれだけ考えても「しっかり意識して問題読みなさい」くらいしか言えないのではないか?


でもその前に


なぜケアレスミスが起きるのか考えて欲しいんだ。



文字通り、注意が足りない

わけなのだが、なぜそれが起きてしまうのか



実はケアレスミスは、頭の良い子ほど起こすんだ。


というより、良い結果を出したいと思う子ほど、ね。


子供の気持ちになってみて欲しい。


結果、ケアレスミスを起こす子はテストの前にかなり緊張した顔をしている。


これは教室という現場で前から見ているとよーく分かる。


これで結果を出したい

これで結果を出さねばならない


そんな、思い詰めた状態にも近い顔だ。


そして問題を見る。


1問目


よし、これは解ける問題だ!良かった


不安だった気持ちが一瞬にして軽くなる


そして1問目を解き始める


とその瞬間、ほぼ同時に襲ってくる不安


「2問目、見たこともない問題や苦手な問題だったらどうしよう…」

これだ


これがケアレスミスを引き起こす最大の犯人


目の前には解きかけの1問目があるのに、気持ちは2問目に移りかける瞬間

ここで生まれる心の揺れや視界の揺れ


これが「➕」と書くべきところを「➖」にしてしまうんだ。

でも本人の中では1問目は「もう大丈夫」という扱いになってるからミスには気づかない。

いい?

まずはこの仕組みをしっかりと子供に伝えて。

特に中学受験は親からの結果に対するプレッシャーを強く感じてるから、「次の問題」への意識の揺れはどうしても起きる。


だから

「それで1問目もミスって2問目が苦手問題だったら、最悪2問とも間違う。であればまず「解ける!」と思った問題はとにかく大切に大切に。」


という声掛け。


今すぐにできることだからね。


忘れる前に子供に伝えてね。