人工衛星と重量挙げ | 謎のエンジニアのブログ

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なぜか宇宙関係に詳しいが、それ以外の分野もそこそこ知っている機械系エンジニアです。色々な事に文句が多いが、前向きな提案も心がけています。

加速度って聞いたことありますよね。


難しく言うと単位時間当たりの速度の変化率です。

分かりやすく言うと、

例えば、動き出した車のスピードがどれくらい

早く加速できるかです。


例えば止まっていた車が急発進して

時速100kmになるまでに、

5秒かかる車と、10秒かかる車では

加速度が違います。


速い車は加速が良いとも言いますよね。


加速度の単位は"G"を良く使います。

GはGravityの略で重力のことです。


物を高いところから落とすと、

落ちるにつれて速度が増しますね。


このときの加速度が1Gです。


2Gはその2倍、3Gは3倍です。


また、2Gの加速度かかると体重は2倍に感じます。


では、質問です。


ロケットで打上げる時の加速度はどれくらいでしょうか?


だいたい2Gくらいです。


つまり、ロケットに乗って打ち上げられる時には、

自分の体重の2倍の体重になるのです。


これは人工衛星の場合も同じです。

例えば、2トンの衛星が4トンになり、

それでも壊れないようにしなければなりません。


ただし、それだけではありません。

これに振動も加わります。


振動の分も考えると加速度は3~4Gになるのです。


つまり重さ2トンの衛星は6~8トンの重さにも

耐えられるように作らなければならないのです。


重量上げの選手は自分の体重の何倍もの

重さを持ちあげて支えますよね。


ちょうどあのイメージです。


人工衛星は繊細な電子機器の塊であり、

コンピュータオタクのような繊細さと同時に

マッチョな重量挙げの選手のような強さも

兼ね備えているのです。