人工衛星と夫婦げんか | 謎のエンジニアのブログ

謎のエンジニアのブログ

なぜか宇宙関係に詳しいが、それ以外の分野もそこそこ知っている機械系エンジニアです。色々な事に文句が多いが、前向きな提案も心がけています。

人工衛星のボディを設計する時には、

壊れるか壊れないかがすごく重要になります。


そんなの当たり前だって?


そうなのですが、

人工衛星は軽く作らなければならないという

大問題があるのです。


なので、軽くするために少しでも薄い板を使ったり、

します。


その時に考えなければいけないのが、

人工衛星に加わる荷重なのです。


例えばロケットで打ち上げるときに

5G (重力の5倍)の力が加わるとします。


とうことは重さ1トンの衛星なら5倍の5トンの荷重を

支えられるように衛星を設計しなければなりません。


実はこの衛星に加わる荷重は

ロケットによって決まっているのですが、2種類あります。


降伏荷重


終極荷重


というものです。

(制限荷重というものもありますがここでは省略します)


この二つは設計をするときに使い分けがあるのです。


降伏荷重では衛星が変形したりしてはいけません。

ただし、荷重がなくなれば元に戻るような変形は

問題ありません。


一方、終極荷重では衛星は壊れてしまっては

いけません。

つまり少しくらい変形しても、全体がつぶれたり

しなければ問題ありません。


このため、


降伏荷重 < 終極荷重


の関係にあります。


例えば、


夫婦げんか = 荷重


とします。


小さな夫婦げかではすぐに仲直りしてしこりも残りませんね、

降伏荷重ではそうでなければなりません。


中程度夫婦げんかでお互いにしこりが残り

別居してしまったとします。

終極荷重でもその程度であれば許されます。


大げんかしてついに破局に至り離婚してしまった・・・。

終極荷重でもこれは許されません。


といったイメージなのですが、

ちょっとまだ分かりにくいですね~。


実はこの説明の前に説明しないといけないことを

いくつか、省いているからなのです。


そのうちにもう一度書いてみますね~。