
最初の停留所は長崎バスターミナル。
そこから大波止、終点が長崎駅となる。
バスターミナルで降りて、新地から銅座を抜け、思案橋へと向かう。
この界隈は歩き慣れたものだ。
大きなボストンバックを抱え、市内を歩いていると観光客に間違えられるのだろうか?
まさか観光客が通るはずもない裏道を迷うことなく歩いているのは地元民しかいないだろう。
思案橋手前のにある天天有の前を通ると、ぷ~んと豚骨の香りが鼻をくすぐった。
チャンポン食べよ~!
天天有でチャンポンを食べたのは何年振りだろう?
相変わらず小汚い店構えは何十年も変わらない。
丼も変わらないし、胡椒なの器も変わっていない。
店の中は何十年も前にタイムスリップしたような感覚に陥らせてくれる。
チャンポン発祥である四海楼でコックをやっていた先代は独立して天天有を開店した。
今のオーナーシェフは2代目?3代目?
美味しい、不味いではなく味が変わった?
スープを飲み、麺をそそって、覚える感覚…それは「味が変わった?」だった。
しばらく振りの長崎、何十年振りの天天有、僕の味覚が変わったのか、味が変わったのが?
全ては懐かしいだけではなかった。
時代が変わるように、人も味も変わる。
僕があの頃の味を期待し過ぎていたのだろう。
店の中は変わらなかったが、全てあの頃ではない。
心の中の思い出の世界へ一人旅していた気分だ。。。