こんにちは！
北海道札幌市のVW・AUDI・MINI専門ショップ、NEUSPEEDディーラー
“GARAGE NAZDS（ガレージ ナッズ）”の木下です。
今日の札幌はチョットだけ暖かく
今降っているのは雨です
そしてたまに突風の様な風が吹きます
これは春一番なのか？
でも明日からまた寒くなってくるみたいだし…
先に言っときます
今回は長編です
先日、ノキアンタイヤの最新スタッドレスタイヤの試乗会が
モータースポーツパーク札幌で開催され
当店から代表の東と私が参加してきました
まずNokian Tyres（ノキアンタイヤ）というブランドはご存知でしょうか？
ノキアン社は北欧フィンランドにあり
1934年に世界初のウインタータイヤを生み出した、老舗のタイヤメーカー
しかも世界最北に世界最大級の冬用テストコースを有しており
北海道より、雪国で生まれたスタッドレスタイヤが今回試乗したタイヤ
用意されたのは
乗用車用の『HAKKAPELIITTA R3（ハッカペリッタR3）』と
SUV用の『HAKKAPELIITTA R3 SUV（ハッカペリッタR3 SUV）』
まずはタイヤの説明から
『HAKKAPELIITTA R3（ハッカペリッタR3）』の詳しい説明は
コチラのオフィシャルホームページでご確認ください（写真をクリック）
『HAKKAPELIITTA R3 SUV（ハッカペリッタR3 SUV）』の詳しい説明は
コチラのオフィシャルホームページでご確認ください（写真をクリック）
用意された試乗車は
乗用車がFFのメルセデス・ベンツAクラス
SUVはスバル・フォレスター
比較タイヤとしてAクラスには国産B社の最新フラッグシップモデルを装着
フォレスターにも国産B社の最新フラッグシップモデルを装着
合計４台の試乗車が用意された
まずはフォレスターでスタート＆ストップを確かめられるストレートと
パイロンコースがセットになったコースを試走
路面は気温が高かったのもありザックザクのシャーベット状
ストップ＆ゴーを試すストレート
パイロンスラロームコース
まずは慣れ親しんだ国産B社の方から
4WDなので発進は楽々。
ブレーキキングではかなりいい感じで減速Gがかかり、止まる性能はお見事。
スラローム路面では横方向のグリップもいい感じではあるけど、シャーベット状の路面のせいもあるのか、ステアリングインフォメーションが「フワッ」とした軽い感じ。
これは国産スタッドレス全般にいえるフィーリングかもしれない。
次は『ハッカペリッタR3 SUV』
発進に関しては4WDなのでB社と変わらずいい感じ。
ブレーキングでの減速Gは若干劣る感じはあるものの十分しっかり止まる。
スラロームの横方向のグリップは同様にいい感じでフロントの入りも良い。
一番違うのはステアリングインフォメーションで接地感がきちんとあり、乗っていて安心できた。
続いて複合コーナーで構成された周回コース
路面はスラロームコースほどザックザクではなく一部圧雪路もあるといった感じ
先程同様、まずは国産B社から。
速度もあげてカウンターを当てられるくらいスライドさせてみたが、
流れ出しも穏やかでカウンターステアをあてれば流れもすぐにおさまり、コントロール性もいい感じ。
ただやはり、ステアリングインフォメーションはフワッと感があり、あまり気持ちいいモノではなかった。
コーナー前の減速はやはり素晴らしい。
次に『ハッカペリッタR3 SUV』
コーナーでの流れ出しやおさまり方は国産B社同様、安心感がありいい感じ。
そして前述したようにステアリングインフォメーションがいいので、ドリフトコントロールの安心感はかなり高い。
ただ、このザックザク路面との相性なのか、やはりブレーキングは国産B社より若干劣る感じは否めなかった。
続いてFFのメルセデス・ベンツAクラスでの試走
こちらに関しては両コースの感想をまとめて紹介します
まず国産B社から
ゼロ発進からアクセルを踏み込むと、FFなのでトラクションコントロールでエンジン回転の制御がかなり効いて、なかなか車速があがっていかない。
車速がのってからのコーナーリングの回頭性やグリップ感はしっかりあるので安心感はあるが、やはりステアリングインフォメーションはワンクッションある感じで気持ち良いものではなかった。
ただ、ブレーキ性能に関してはSUV用同様に優れている
次に『ハッカペリッタR3』
まず今回の試乗で一番の差を感じたのがゼロ発進からの加速。
FFなのでスリップはするが、スリップしながらもエンジン回転は明らかに先ほどより早く上がっていき、速度ものる。
これは４WDでは解らなかったが、FFだとこのトラション性能の差はかなりのモノ。
雪を引っかきながらクルマをグングン前に進ませてくれる感じだ。
コーナーリング中のグリップ感は同様だが、ステアフィールのしっかり感があるので、乗っていて安心感がある。
減速に関してだけは若干劣る感じは否めなかった
全体的な私個人の感想は
国産B社の履いていたスタッドレスは、日本、特に北海道のアイスバーン路面に重点を置いて作られているのでゴムコンパウンドなどが柔らかく、トレッド剛性も柔軟に出来ているので、狙い通り特にブレーキ性能に関しては優れているが、その柔らかさがステアリングインフォメーションをスポイルしていると感じられた。
一方、ハッカペリッタR3は北海道より寒い北欧で生まれているので、氷上に特化させているというよりはあらゆる雪道に強く、更にはアウトバーンなどでの走行も視野にいれて作られているので、ゴムコンパウンドの硬さやトレッド剛性が程よく、これがステアフィールの差に現れていると考えられる。
なので、ステアリングインフォメーションを感じとれるドライバーさんなら、ステアリングから伝わってくる安心感はハッカペリッタR3に分がある感じ。
今回テスト出来なかった、アイスバーンでのブレーキ性能は国産B社の方に分がある感じがするので、クルマでの移動が札幌市内などブラックアイスバーンになりやすいところが多い人は、国産B社の方がいいかもしれない。
高速道路の移動や郊外に良く行かれる方、圧雪や雪道が多い郊外在住の方であればハッカペリッタR3をお薦めしたい。
ライフもこちらの方が良さそうなので、距離を走る人にもお薦め。
特にトラクション性能が抜群にいいのでFFやFRなど２輪駆動のクルマや、スタッドレスでも雪上などでスポーツ走行を楽しまれる方は、縦方向にタイヤを使って走らせられればとて楽しいタイヤだと思います。
スタッドレスは国産！と決めつけていた方
このノキアン・ハッカペリッタR3はありです！！
この『HAKKAPELIITTA R3（ハッカペリッタR3）』と
『HAKKAPELIITTA R3 SUV（ハッカペリッタR3 SUV）』は
当店で取り扱いしていますので
今からはなかなかいないと思いますが、来シーズン用に気になる方は
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