煙草は赤ラークのソフトパック(昔)

煙草は赤ラークのソフトパック(昔)

いつまで続くかわからない。

                                                           J.P.NAYUTA Cloud Number Nine Vo,Gu 宮坂浩章


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宮坂です。

お久しぶりです。

 

約一年前にこのブログのタイトルでもあります

「赤ラークのソフトパック」がこの世から姿を消したせいで、このブログを存続させるか否かで散々迷ったあげく、やっぱり存続させることをさっき決めました。

 

初志貫徹。

 

僕は煙草をやめません。

 

アイコスにもしません。

 

ただラークのソフトパックが欲しい・・・。

 

 

いいじゃないか。

びょーきでも。

 

 

どんとこい。

 

 

 

ライブ告知です。

 

七月後半。

 

大事なイベントが立て続けにあるからそこを強調したい。

 

 

まず7月28日木曜日

 

シンガーソングライター

吉田健児の1stアルバム発売記念イベント

at 渋谷ラママ

 

吉田健児(バンド編成)

HANZI BAND

JIVES

J.P.NAYUTA

 

というラインナップで。

 

ミュージシャンにとって、一枚のCDをリリースするということがどれだけ大切で大きなことか、それを改めて僕ら自身も感じられそうな、そんな日になると思います。

 

吉田健児のアルバム

「forthemorningafter」

 

はすでに今月の13日に全国リリースされたので、すでにゲットした人も多いと思います。

俺も買いました。

 

 

とてもいい盤です。

 

やっぱり。

 

 

 

吉田健児と初めて会った時のことはいまでもよく覚えています。

 

たぶん、2011年の6月23日。多分。

 

 

Club QUEの完全アンプラグドライブでした。

 

それ以来、彼に関する記憶が始まるわけですが、とりあえずいまここで書きたいと思ったことはこれ。

 

 

彼が一回、活動をやめて田舎に引っ込んだときにくれたメールで、

 

「戻ってこられるかどうかは正直わからないけど、もし戻ってこられたとしたら、その時はみんなで楽しくておいしいお酒を飲みたいと思ってます。」

 

別に約束とかはしてなかったし、将来のことなんて俺にもわからないから、

このメールをもらったときも

 

「そうだね。」

 

くらいでしか返信しなかったけど、そんな彼が現場復帰して一年とちょい。

 

 

なんつーか、夢とか希望とか、そんな手垢にまみれたような台詞でまとめたくはないけれども、あのときにボヤッと思い描いた光景が、現実になるんだなーって。

 

 

生きて大業の見込みあればいつでも生くべし。

吉田松陰。

 

 

 

大業かどうかはわからないけれど。

 

俺らのちょっとした夢はおそらく、叶うね。

 

 

 

楽しみです。

 

 

 

 

 

次、日程は前後しますが同じ週の月曜日。

25日に久しぶりのJ.P.NAYUTAの自主企画!

 

しかも!

 

アコースティック!!!

 

 

先月、西原誠率いる「THE FREAKS」の記憶も新しい、宮坂アコースティックギター

浜田カフォンですが、今度はそれにベース松沙花が加わって、いつもの曲をアコースティックヴァージョンでやります。

 

場所は中目黒の楽屋の3F

 

最初にお伝えしますが、通常はライブ会場には使わないスペースを今回、特別に開放してもらってライブを敢行します。

 

なので、お店のHPには詳細が掲載されていません。

 

なのでここでしっかりとした詳細を。

 

2016年7月25日月曜日

中目黒 楽屋 3F

J.P.NAYUTA アコースティックプレゼンツ

「ハコナリ」

出演

J.P.NAYUTA アコースティック

太田朝子(ザ マルチーズ)

ドカンズ88

チヒロ(トカゲロウ)

O,A 宮坂浩章 ソロ

ticket¥1,500 +2D

open 18:30 start 18:45

 

 

 

普段はライブスペースじゃないこの会場の雰囲気はなかなかおもしろいですよ。

写真を掲載したいくらいです!載せないけど!

 

椅子とテーブルでゆったりと楽しんでもらえたらいいなと、そんな雰囲気にしますので、月曜から元気いっぱいで遊びに来てもらいたいです。

 

 

J.P.NAYUTAのアコースティック、リハーサルを数回重ねましたが、想像以上にグッドなので、普段は演奏しない曲とかも調子にのって組み込んでみました。

 

 

楽しいです。アコースティック。

 

そしてそれがまたエレキになったときに還ってくる感じもまたいいですよね。

 

出演陣もすでに見たとおり、すごいメンツが集まってくれました。

 

噂によると朝子さんはとんでもない秘密兵器を用意してるみたいです。

 

 

ドカンズ88のコーダイはすべての機材を自力で運んでくるみたいです。

チヒロは壊れたギターを直してくるかもしれません。

 

諸々楽しみです。

 

 

どうぞお楽しみに。

 

 

 

そして!

 

 

最後!

俺の個人活動!

 

 

七月の終わり、31日日曜日には宮坂のソロで

ロンリークレイジーゆういちのイベントで高円寺REEFに出演します!

 

この日はゆういちから若干無茶ぶりされてまして、J.P.NAYUTAの

いかにもロック!な曲をギター一本でやってくれ、

などという、物理的にはほぼ不可能な課題を投げられてまして、そんじゃいっちょ物理法則ぶっこわしてやるわい、と、鼻息も荒く乗り込む所存なのでみなさんどうぞよろしくお願いします。

 

 

 

・・・そんなわけで七月の最終週、フジロックもあるっていうのに、ナユタウォッチャーのみなさん(本当にいつもありがとう)には忙しい週になっちまいますが、全力投球で三球三振で切ってとりますのでどうぞよろしくお願いします。

 

 

宮坂でした。

 

それではまた。

 

 

 

番宣というか告知というか。

そう。告知をします今月の俺のライブ。

と、いうのはバンドJ.P.NAYUTAと宮坂個人のソロ、ひいてはその他、人様の前にお披露目する機会がこまごまと増えそうなのでやるならたくさんの人に見に来て欲しいし、ずっとJ.P.NAYUTAと俺を気にかけてくれている人にきちっとお伝えしなきゃという自覚。

俺はもちろんいつでもウェルカム。どんとこい。

家に帰りたくない日は優先的に遊びに来てね。

 

 

でね。

 

ずはこれ。

 

 

5/10

tue

メガハイパー510ファミリー
メガハイパー510ファミリー

"ワンマンのやりかた"
メガハイパー510ファミリー -oneman-
O.A> Kent Kakitsubata
THE Roll&McCARTNEY/Rahulas
篠塚将行(それでも世界が続くなら)
J.P.NAYUTA/シークレットバンドあり(当日解禁)
DJ> 内藤重人(ThreeQuestions)
FOOD> ガースーカレー(それでも世界が続くなら Gu:菅澤)
HP URL> http://megahyper510family.tumblr.com/ 

 

J.P.NAYUTAはO.Aの何番目だろう?笑

 

タイムテーブルも解禁してますね。

O.Aっていっても普通にやります。通常の一本分の長さで。

なのでうちを目当てに来てもらっても期待には応えられると思います。

 

 

次。

 
5/20(金)

 

西新宿 Music Bar MELODIA Tokyo  

Masahiro Presents 
『Folky Rock FES'16-Spin off-』~Unplugged Solo~

出演:Masahiro / トミタショウゴ / 宮坂浩章(J.P.NAYUTA) 
 / 斉藤省悟 / 天野有人 / チヒロ(トカゲロウ)

Open/18:30  Start/19:00 
チケット: ¥2,000.- (Drink別)
後援:エーエムシー(株)

 

 

宮坂のアコースティックソロで出演します。

 

今年行われたMasahiro企画

Folky Rock Fes`16のスピンオフ。

 

今度はひとりひとりが本来の(俺は本来じゃないけど)

ソロでみんなやるっていう感じです。

 

曲はやっぱりソロでやってるやつが中心になるのかな。

どうしようかな。

最近古い曲をアコースティックでやりたい気持ちが強くなってて(感触が良ければバンドで再アレンジ!なんて期待もしつつ)、だけれども新しい曲は生まれ続けているわけで、その葛藤で煮詰まった雰囲気でいい感じに出来ると思います。

そういえばメロディアはひとりでやるのは初めてだな。

 

 

 

5月30日は

下北沢CAVE BE

ドカドカレコーズ爆音インストア!

 

もはやおなじみ。無料イベント。

前回は初めてお客としても参加できなかったのですが、どうやらイベントが進化したみたい。なので久しぶりに出演しますよ。

詳細はまだなのでいまから僕も楽しみにしてます。

 

 

 

チケット予約はご一報ください。

nayuta_@hotmail.co.jp

こっちでもオーケー。

 

 

 

それではまた。

 

 

 

(注)

予備知識が無いとおもしろくないと思うので、「メガハイパー510ファミリー」って何?・・・という方はまずはこれでhttp://megahyper510family.tumblr.com

 

 

 

 

2016年4月某日、ライブ出演のため東京は代々木にあるライブハウス、Zher the ZOO YOYOGIを訪れた。

当日は、少し暑さのある初夏の匂いを感じるとても過ごしやすい陽気だった。

 

午後五時過ぎ、当日のライブリハーサルを終え、入り口カウンターからスタッフルームの中を覗く。

 

受付の女の子。

手前にブッキングのタシロック。

そしてその隣にいつもの眼鏡、いつもの痩せ顔。柔和そうな佇まいのZher the ZOO YOYOGIの名物副店長。そして、メガハイパー510ファミリーのMC、510(後藤)が居た。

 

俺にとっては、このライブハウスでの、いつもと同じ匂いだ。

心地が良い。だが、この日はいつもと少し様子が違う。俺も510も。

どうしてもお互いに話しておかなければならないことがある。

 

「後藤君、音源のトレイラー観たよ。いいね。名盤だよ。まだ全部聴いてないけど。」と、この時点での俺の素直な気持ちを伝えた。

「宮坂さん、ありがとうございます。これ…よかったら是非聴いてください。いや、5月10日があるから絶対聴いてください。」そして差し出された一枚のCDR「メガハイパー通信vol.01(仮)」だ。

 

これが役得ってやつなのか、どうしても手に入れたかった音源を、こんな形で手にした俺は、発売前に渡されたこの一枚の作品、ストーリーをじっくりと聴き込んでみることにした。

トレイラーで感じた「名盤の匂い」、このバンドが音源を生み出すまでの過程を把握しているひとりのミュージシャンとしての感覚や考え。それらのものを自分の中でまとめたり、答え合わせをしてみるような、そんな気持ちで向き合った。

 

「音楽の捉え方は人それぞれだ。百人いれば百通りの答えがある。」

その通りだと思う。逆に、百人いるのに、ひとつかふたつの答えしか導きだされない作品なんて、駄作だ。

 

リスナーはその、他の誰のものでもない感覚を大切にするべきだ。もし音楽に答えが必要であるならば、答えはそれで充分だ。

それ以上に、その感覚を他に対して拡散させてみたくなったりするのであれば、それは素直にそうしよう。くだけて言えば、酒の席での会話に盛り込んでみたりすればいい。

 

前置きが長くなってしまった。本編に移ろうと思う。

全十曲。

MC510の歌詞がとにかく心に入ってくる。

いまではライブハウスの副店長という立場であるMC510だが、地元、京都にいる頃はドラマーで慣らした彼の言葉のリズム感と言葉の選び方、そもそも本職であるはずの俺が素直に「悔しいな」と思えるようなフレーズばかりだ。

心地の良いリズム感の中で展開されていく言葉達には、しっかりと「歌」として成り立つメッセージが込められている。

M-4、「アングリーアース」での一節、「地球よ、俺はお前に怒ってる」

M-5「やべーとうわーが迫ってくる」では呼吸や瞬きなど、普段無意識にしている己の行為に焦点をあて、それを掘り下げていった時の感覚が見事に表現されている。

M-1「メガハイパーテレフォンナンバー・510」はセンスとしか言いようが無い。

以上、書き連ねたように、この作品でまず目を惹かれるところはMC510のセンスであったが、それと対をなす形で重要な要素があった。

それは、「ライブハウスの裏方を毎日している人間でしかわからないモノの見方」

だ。

本作品は「ライブ一本の流れ」というものにも焦点が当てられていることは内容に触れてみれば一目瞭然だ。

バンドミュージシャンにとって永遠の課題である「チューニングタイム」や、

ひとりでは出来ない。他人がいてくれるからこそのパフォーマンスであり演奏だということを強烈な演奏に乗せ、それを表現した「WA-輪」

そしてこの流れの中にこそ、この音源が一枚通してアプローチした、「ライブハウス、ミュージック、バンド、仲間、観客」に対するメガハイパー510ファミリーの回答と本質があると思う。

「ファミリー」とは何か。それは「許すこと。許せること。」時に、「怒ること」そしてそれがある程度「暗黙の了解」で成り立つこと。何故か。「共存共栄」に繋がるからだ。

多くのバンドはそれを目指していると思う。観客との一体感や共感を。

MH510F(長いから略)は誕生した経緯でもあるだろうがスプリット的な要素が強い。

だからこそ表現し得たことでもあるし、そもそもそのこと以外にアプローチなんてしたくなかったんじゃないだろうかと、そんなことすら感じてしまう。

「共存共栄」とは何か。

「そんな乱暴なことはしないよ。」「だけどここまではやるよ。」

その振り幅の中での安心感や期待感が演者と観客の間でやり取りされる渦が、「音楽の中での共存共栄」ということなのではないだろうか。加えて言うとMH510Fのメンバーはそれぞれが独立したバンドマンたちだ。そこにMC510を加えたメンバーの本来の感覚。「俺たちがやりたいことってこういうことじゃねーか!」「仲の良い友達同士でわいわいぎゃーぎゃーやるのってやっぱりサイコーにたのしーぜ!!」というようなことをそのスプリット感の中で爆発させる。

その爆発の中に、前述したファミリー感に根ざしたサウンドは好き嫌いを超えて好ましいものであると思う。それは作品に触れた俺自身がその「ファミリー感」の中に溶け込むことが出来たから、と言えるのかもしれない。きっとそうだ。

自宅で、落ち着いた気持ちで音源を聴きながら得たこの感覚を、演者であればまずはライブハウスという現場で、そこにいる人たちと共有できなければいけない

。難しそうな言葉で云ってしまうとこうなるが、自分が立つべき場所を改めて提示してくれたような気がしている。これだけでも、この音源に出会えたことに感謝をするべきなのだろう。感謝だ。感謝。

冒頭で触れた「名盤の匂い」こたえは「応」イエス。名盤だ。

M-3「家に帰りたくない」でMC510の歌唱力を感じられるが、そのことに関してはノーコメントだ。ただ、この曲はきっとたくさんの人の心を救ってくれるだろう。

だから歌唱力なんて二の次だ。いや。一の次くらいにしておこうかな。あ、でもやっぱり二の次だな。

 

MC510にも伝えたことだから云うが、MH510Fの次の音源は要らない。

多くの名盤が一枚目であり、そしてバンドの寿命が短命であるように。

だけどやりたければやれば良いと思う。俺がバンドをやっているのもただそれだけの理由だったりするから。

俺たちは、それが何よりも強く、尊いことだって、知ってるから。

 

 

2016年5月6日

J.P.NAYUTA 宮坂浩章

 

 

 

・・・とまぁ、勝手にレビュー書いてみました。

長文ありがと。