GW中、ずっと勉強していた息子くんだが、私の友人に預かってもらった日が1日だけあった。
その日は仕事だったのだが、先生の都合で託児所はお休み。
勤務変更しても良いと職場は言ってくれたものの、友人が預かると言ってくれたのだ。
息子くんに確認すると『行きたい!』と言うので、友人の言葉に甘える事に。
田植えを見せてもらえる上、田植え機にも乗せてくれるとの事で、息子くんはずっと楽しみにしていた。
当日は、前日に購入しておいたお菓子と友人の旦那さんへのビールを息子くんに持たせ、家を出る。
祖父母もいない、親戚付き合いも殆どない…そんな息子くんが他のお家へおじゃまするのは、新鮮だっただろう。
私の仕事が終わるまでの丸1日、友人の家族と遊んで過ごし、かなり楽しかった様子。
帰りの車でウトウトしていた息子くんに、今日も勉強するのか聞いたところ、『はい。』と即答だったとの事。
思わず『勉強は嫌いじゃないの?』と聞くと、『好きです。』と言ったらしい。
『大きくなったら、お金を沢山貰える仕事をしてママを助けたい。』とも友人に話した様だ。
立派な母親でもないのに《私から生まれた》というだけで、私を大切に想っている息子くんがとても不憫に思えた。
そういえば私も息子くんと同じくらいの歳の頃は、まだ母親が好きだった。
いつも母親の事を考え、どうしたら喜んでくれるのか?どうしたら自分が母親の負担にならないで済むのか…そんな事を考えていた。
…自分よりも母親の事を考えるような子供は憐れだ。
結局、私は母親に愛されなかったが、そんな母親は私から捨てた。
例え、母親に愛されている実感が持てなかったとしても、息子くんには《誰かに愛される資格が十分にある》のだと自信を持って生きていって欲しい。
そしてもし、私が自分で気付かないうちに息子くんの人生の重荷になってしまようなら…迷わず捨てて欲しいと思っている。