息子くんは国語より断然算数が好きだ。
薄々分かってはいたが、本の虫だった私の遺伝子は受け継がれず、少し残念である。
けれど、読書は普通にする。
そして、本屋さんや図書館は大好きらしい。
本の好みは理科ダマンや恐竜モノ、お化け図鑑シリーズ辺りを好んで読んでいる。
私が小学生の頃は、昔話や落語、怖い話に星新一、赤川次郎に阿刀田高と、様々なジャンルを読みふけっていた。
時には、大人が読むような深いテーマの本を読んでは感銘していたので、昭和の小学生にしてはあまり子供っぽくなかったのかもしれない。
学校で手持ちの本を読み終えてもすぐに図書室へ借りに行けない場合は、教室に置いてある学級文庫でよく間を繋いだ。
あまり興味をそそられなかったのだが、何せ読む本が無く、これでいいや…と手に取ったのが【ズッコケ三人組】だった。
読み始めるとその面白さにあっという間にハマり、教室に置いてあったシリーズ数冊を全て読んでしまった程だ。
小学3年生か4年生だっただろうか。
その後、私が大人になってからNHKで実写版ドラマが放送され、それも見た記憶がある。
ドラマもとにかく、面白かった。
それをふと思い出し、YouTubeでドラマを探し出して息子くんに見せたところ、やっぱり興味を示した。
主人公は小学6年生の男子3人組なので息子くんよりは大分上級生なのだが、リンクする部分が多かったのかもしれない。
そしてタイミングよく…なんと、東進オンライン3年生の国語教材は【ズッコケ三人組】だった。
それを見つけた息子くんは飛びつくようにして受講し、4月分の国語はあっという間に終了。
久しぶりに読んだ【ズッコケ三人組】…大人になっても面白さは健在だった。
やはり、面白い本は何年経っても面白いのだ。