夕凪が自然の香りを運んでくる。

目を閉じると身体が溶けて

そのまま遥か遠くまで飛べそうな気がする。

 

 

 

いつか描いたあの空を私はまだ見つめている。

きっとそこは綺麗なもので埋め尽くされている。

それが理想で、それが私の目的地。

 

 

 

パレットは色を混ぜれば、混ぜるほど、黒に近づいていく。

そこにどんなカラフルな色を重ねたとしても。

私はその黒の名前を探している。