夜、7時半頃

 

主人が仕事に出た。

 

見送って後片付けの後、

 

裏へゴミを捨てに行って

 

地域猫ちゃんが寄って来たので

 

撫でながら

 

空を見上げながら

 

後、1年半で

 

母が亡くなった歳になるんやなぁって

 

考えていた。

 

7月撮影~Photo yurineko~

 

また星を撮りに行きたいな

 

夜の一人は

 

子どもの頃から慣れていて

 

淋しいと思う気持ちがあまりない

 

 

 

両親が離婚してから

 

祖父母と兄と暮らして

 

母は常に

 

他の誰かと暮らしていたな。。

 

淋しかった

 

小5か小6の頃、母に

 

一緒に住みたいと泣いて頼んで

 

ほぼ無理やり

 

一緒に暮らしてもらって、、

 

その内、男の人は出て行って

 

母と二人暮らしになった。

 

その頃、母は

 

市内で小さなスナックをしていたので

 

夜は一人で留守番していた。

 

今から考えたら

 

祖母の家に行けば良いものを

 

その頃、学校で

 

親と一緒に住んでいないことを

 

いじられていたので

 

意地になってたのかも知れん。

 

嫌な田舎やなぁ

 

子どもが知らない事を

 

親が色々言ってたんだな。

 

 

 

時々淋しくなったらバスに乗って

 

母のスナックまで行った。

 

お客さんには

 

歳の離れた妹だと

 

言っているのを聞いて

 

不思議な気持ちで笑った

 

何だか演歌の世界みたい。

 

 

時折、お客さん同士が喧嘩して

 

子どもの私からすれば

 

大男の殴る蹴るをまじかで見て

 

怖かった、、でも

 

この

 

少し肝が据わった性格は

 

この頃、鍛えられたのかも知れない。

 

 

ただやっぱり私は

 

母にとってはお邪魔虫だった

 

お店の横の何だか

 

小さなアパートの一室で一人

 

母のお店が終わるまで

 

待った記憶がある。

 

多分その頃、兄や私をよく

 

遊びに連れて行ってくれていた

 

おじさんのアパートだったと思う。

 

何か色々あったな。。

 

待っていても退屈な時は

 

お店の近くの

 

家具屋さんを


外から眺めるのが好きだった、

 

おしゃれなダイニングテーブルや

 

ソファーを見ながら

 

大人になった時の夢を描いてた。

 

大人になったら

 

こんな家に住む

 

大人になったら

 

お母さんになる。

 

お母さんになって

 

男の子と女の子を育てる

 

学校から帰ってきたら

 

絶対家に居て

 

お帰りって優しく迎える。

 

休みの日には家族で出かけて

 

ずっと仲良しで みんなで

 

幸せに暮らすんだ。

 

 

 

ただそれだけの事なのに

 

ただそんな平凡な事だけ

 

夢見て生きてきたのに・・・

 

それだけで良かったのに

 

・・